妊婦向け文書が”炎上”,,,批判集中のワケ 広島・尾道配布文書の記事を見て。
内容は、「先輩パパからあなたへ」と題した文書。アンケートを取って、その結果をランキング形式で乗せたもの。
批判が集中したのが、妻のこういう態度や言葉が嫌だったというランキング。
- わけもわからずイライラしている、少しのことでイライラして当たられる。
- 赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない。
- 何もしてくれない、子どもの面倒を見てくれない。
その他も「お帰り」「おつかれさま」の声かけがない「抱き方が下手と言われる」「風呂が長い」「ストレッチが長い」「買い物が長い」といった内容。
「妻ににしてもらいたいこと」ランキングでは。
- 家事
- 育児
- マッサージ
批判の声は(SNS)では「新米ママを追い詰めるために配っているのか」「産後は身体がつらくて体力なんてないのに、夫の世話までしないといけないのか」「参考にしたら育児ノイローゼになりそう」と怒りの声が相次いだ。「妊婦さん向けの文書としては不適切だ」という声がとにかく多かった。
見直しはせず…5年間同じ物を配布。
4人の出産育児の経験から、思うこと。現在の女性の状況が、昔と違っていると思う。
一つは、昔と違って、家族構成が、核家族が多くなったこと。
私が子供の頃は、祖父母、叔父、叔母達、何人もの大人たちがいた。
女性たちは、専業主婦が多く、働きながら、子育てや家事全般を、一人ですることはなかった。
それにご近所さんも何かと助けてくれる。
今の世の中、何が変わったかというと、女性が働き手として、社会に出るようになり、家族の在り方が変わった。
悪しき習慣というのだろうか。男性は、家事をしなくていいと思っている人が多いのではないだろうか。
男は、台所に入るべからずなんて思っている人も、未だにあるのかも。
さて、私の経験から言うと、何かを相手に頼むときは、笑顔で頼むことかなと思う。
私は、30歳超えてから、3人の子供の育児出産をした。
再婚だったことと旦那が17歳年上だったこと。
出産に対して反対したこと。
そして自営業だったこと。
色々なことが重なっていたこともあるのだが、旦那が、最初の妊娠がわかった時に、「降ろせ」と。
予想はしていたので、「離婚してでも産もう」と、流産しかけていたのでそのまま入院した。
だから、旦那には何も頼まない覚悟があった。
この辺のことは色々あるのだけど、離婚は一応、勝手に離婚届けを出した。
まあ、出産した後、籍はいれなおしたけど。
難産で、産婦人科では、輸血の手配もしていたと後から聞かされた。
私の身体よりも、非常に大きな赤ちゃんが予想されたためだ。子宮の中の胎児の頭が、5キロを超えるぐらいの大きさだったらしい。事実、頭の大きい子で、なかなか生まれなかった。生まれたら生まれたで、仮死状態。私は、そのまま、意識がなくなり、子供の産声は聞けなかった。
この入院生活は5日間。あまり記憶がない。ぼーっとした記憶しかない。子供に、会えた記憶もあまりなく、目が覚めて見せてもらったのは、写真だった。
黄疸がひどくて、治療をしていたこともあり、会えてなかった。
退院する日に、初めて会った。そんなことはないと思うのだが、入院中の事はあまり記憶がない。
そんな状態だったので、体は半端なくしんどかったが、何と旦那、「退院したら店に、出て棚卸しをしてくれ。家で至るより店で休んでるほうがいいだろう」
はあ~、この男は何を言ってるのだと思った。そして、私が生みたくて産んだ子だから文句を言うまいと決心。
退院した次の日から店で働いた。
旦那は、私の姉や母に対して文句を言っていた、「何で、手伝いに来ないのか」と。
何を言ってんだ。あんたさ、私が入院している時に、義母が亡くなった。その時の対応を、忘れたのかと言いたい。
姉と母が手伝いに行ったら、義母の入院先から元妻と義母を迎えに行って、姉と母には会釈をして、自宅に戻ったろうが。
姉から、「もう、どうしていいかわからないから帰ってきた」と病院に報告がきたわ。
全然、親戚付き合いをしていなかったけど、、私が入院していて困るだろうとと、手伝いに行った姉と母を置き去りにして、いまさら何を言ってんだ。
そんな姉たちが手伝いに来ないというわけ、ふざけるなと心で思ったわ。
二人とも、仕事をしないといけないわけだから。
初めての出産から、あと2人もたいした変わらない。3人目を、出産して帰ったら、何と上の二人が熱を出している。
退院したその日に、二人を病院に連れていった。小児科の先生から「いつ生まれたの?」「昨日、退院しました」「えっ、昨日、寝ていないと」「旦那が仕事なんで。」
小児科の先生は目を丸くしてびっくり。
結果、上の子は風邪をひくと喘息が出るので、その夜から看病と乳児の世話。
やっぱり店に病気の子供を連れていき、乳児も。
今思いおこしても、よく頑張ったと思う。
母にも、姉にも助けを求めることなく。
自分の中で、いつか離婚と思っていたこともある。
だけど、最初の子供が、離婚するとまた母子家庭になり二度父親を取り上げることになるからということ。
そして、旦那の連れ子が、母違いの弟をとても大切にしていてくれたこともあった。
だから、頑張るだけ頑張ろうと。
店の切り盛り、育児、家事、毎日睡眠時間2時間。
旦那は何も手伝わない人だった。乳飲み子を背負い市場まで朝早く仕入れに行く。
夫はその間寝ている。かえって、朝のしたく、家事。
10時には、店に行かないと、店の準備ができない。
旦那は、まだ家で自分のしたい事をしている。
私は、離婚をいつも考えていたので、別れた後後悔させてやると思っていたのだと思う。
そんなかんなで出産育児は、普通ではないほど忙しかった。
しんどいとか休みたいとか考えている暇もない。
旦那が頼れないのだから、すべて自分がする。
私は言いたい。
結婚するなら、本当に協力をしてくれる男を選べ。
それか、お金にゆとりのある男を選べ。
女に依存するような男を選ぶな。
人の痛みがわかる人思いやりのある人を選べと思う。
私は、次男坊に「母さんは男運がない。男運が悪い」と言われる。
私は、「そうかもしれないけどあなた達の母親に慣れたから、母親運はいいよ」という。
妊婦向けの文書の記事のことも、仮に、文章の様な事を思うような男性なら、こっちの言いようもあると思う。
そのことを意識させるのにはいいかもしれない。
だけど、妊婦向けの文章の男性は、気にかけえているのに奥さんに罵詈雑言を言われた人かもしれない。奥さんが甘えすぎかなと思う。
妊娠。出産は病気ではないけれども、体の変化は、女性にとっては未知の事。出産は病気ではないけど、安全でもない。命の危険もある。
4人出産したわたしでも、4人目の時に不安になり、医者に、無事に生まれるか、不安で泣いて訴えたことがある。
そのくらい出産は、女性にとっては勇気がいることだ。
男性は、何も、変わらないのだから、自分の大切な家族を、受け止めてあげるべきだ。
出産で死ぬこともあるし、血管が着れて脳内出血を起こしてしまい、寝たきりになる女性もいる。
出産後、ゆっくり休ませないと、「血の道が起こる」と昔の人は言った。
私自身も、出産育児、その他の無理がたたり、腎臓が壊れてしまった。
出産。育児は精神病を誘発することもある。
だから、これから出産、育児をされる方は、思いやりを持ち、特に男性は、自分が経験しないのだから、協力を惜しまない、自分のことをしてもらおうとか家事をしてとか言うなと思う。
家事をしなくても死にはしない。いいじゃないの、奥さんが笑って生活を送れているなら、二人で今しか関われない、赤ちゃんとの時間を大切にすれば。
現在はお金さえ出せば、家事代行もある。
食べるものもデリバリーでいいじゃない。
核家族で、二人なんだから、どちらも笑っていられるように、少しだけお金を使おう。
無理せずに家族が笑っていられる方法をとることが今の時代の夫婦。
核家族のお母さんは大変不安なんだから、赤ちゃんのお世話だけでいいじゃないの。
旦那さんも一緒に、赤ちゃんの成長だけを楽しみに生活すればいいじゃないの。
奥さんを責めるより文句をお互いに言うよりも、文句が出ない状況を作ってほしいと思う。