猫事情➆。散歩する猫鈴。
今日は、梅雨入り。
朝起きてご飯を食べたら、早速、鈴が、外の出してアピール。
「今日は、いつ雨が降って来るかわからないから、出ないほうがいいよ」
ニャッと返事はするけど、出してもらう気満々の顔で私の顔を見る。
もう、仕方がないな。
玄関を指さして「出る?」
私の顔を見たかと思うと、玄関に。
そっとドアを開けるとゆっくりと出ていく。
「雨が降ってきたら、帰ってくるのよ」
とはいっても、いつも何回か外に、見にいく。おやつの時間には帰ってくる子なので。
しかし、今日は、どこに行ったのか帰ってこない。
時々は、あるけどあまり遠くに行って、雨が降ると、鈴は、帰ってこず、どこかで雨宿りをする。
13時ころから雨が降り出した。小雨なのだが、呼びに出たが、帰ってこない。
少しずつ、雨が強くなってきた。
14時には、結構強くなってきた。
呼びに出たが帰ってこない。
う~ん、裏にいるかな?
玄関から、家の横をのぞいたら、鈴が、奥に向かって歩いている。
歩き方がトボトボという感じ。
「すず!」
気づかない、雨の音が強いから?
少し、大きな声で呼ぶ。「鈴!!」
振り向いた。
「雨が強くなったよ、濡れるよ。早く、早く、帰ろう、帰ろう。」
急いで私が呼ぶ声に反応して、走ってくる。
玄関を開けると、入ってきた。
「お帰り」
ニャッと返事をする。
少し、身体が濡れている。
タオルで拭く。
きっと雨が強くなった帰ってきたけど、玄関が開いていなかったから、どこかに雨宿りをするつもりで、裏庭を歩いていたのだろう。
私が、名前を呼んで気づいたときの鈴の顔が、可愛かった。
毎日外に行くので、鈴の身体の白い部分や白い足が、灰色だ。
お風呂に入れたいのだけど、まだ一度もお風呂に入れたことがない。
抱っこもしたことがないから。
理由は、成猫で飼った元野良猫なので、威嚇が強くって、触れるようになったのもごく最近、二か月前くらいから。
少しずつ慣れてき始めて、私の布団で寝るようになった頃から、すこしずつ鈴との距離感が、近づいた。
それでも先住猫の茶々のことを考えると、抱っこをしたり、接触を多くするのを避けている。
茶々がストレスを感じてしまうこともあったから。
茶々は、鈴に威嚇をされたりして少し、鈴が苦手だったのだが最近は、鈴が側にきても逃げなくなった。
少しずつ猫の関係も変わるのだなと。
鈴を保護してから、ずっと、鈴のは「可愛いね、鈴はきれいね」と声をかけて。朝は、一番に「おはよう鈴」と声をかけていた。
茶々は毎日、一緒に寝ているから、布団の中で朝のスキンシップをしてから私は起きている。茶々は私の顔の近くか、腕の中で寝る、この場所は、他の猫たちには譲らない。
他の場所はいつでも譲るのだけど。
鈴は、私が声をかけても知らん顔だったけれど、少しずつ、私に近づいてきた。
私の布団で寝たり、私の側にいつの間にか来たり。
そんなこんなで、今では、私の言うことがわかるようだ。
簡単な、言葉は理解しているようだ。
鈴は、自分の要求を言うときには私の顔の目まで自分の顔を近づけてくる。
「鈴、近い、近い」と少し顔を離し座りなおす。
馴れてきてくれたのだけど機嫌が悪かったりすると、福丸に八つ当たりするのを見ていると、私は、引っ掻かれるのは嫌なの。
本当に夕方は、鈴とバトルだ。
「駄目、駄目。もう、明日、明日。今日はもう出せない。今日の散歩は終わり。駄目だよ、。明日、また明日ね。」
これを鈴と毎日、玄関先で。
そうすると、側に福ちゃんがいると、福ちゃんにパンチを繰り出す。
そのまま、二階に上がってしまう。
そうなんです、鈴は、まるで、子供みたいに、言うことが通らないと猫部屋に行ってしまうのでだ。
それも必ず、福ちゃんにパンチをして。
そのため、福ちゃんは、夕方は鈴の側によらないようにしている。
先日は、鈴が怒って、二階に上がるべき廊下をすすんだら、福ちゃんが後ずさり。
叩かれてはと思ったのだろう、で鈴はどうするのかと思ったら、やっぱり通るときに、パンチをして二階に上がった。
もう、ほんとに福ちゃんが、可愛そうだ。
きつい母ちゃん猫ですね鈴は。
私に怒ってはだめだと思っての行動なのだろうけど、巻き添え福ちゃん、ごめんね。
そんな鈴の様子も、可愛いとキュンなる。
仔猫の時から、飼うのもかわいいけれど成猫に好かれるのも、とても嬉しい気持ちになる。
成猫に信頼されると、私ってもしかしていい人かもと思ってしまう。
ずっとずっと、慣れないかもと、それでも、飼ってあげようと決心しての保護だったから、今の鈴との関係は、びっくりしている。
人間でも、猫でも信頼関係には時間がいる。
相手が心を開いてくれなくても、笑顔で、まいにち「おはよう、おやすみ、」と声をかけるのは大切だと思う。
猫に言葉が通じないのはそうかもしれないけど、感情を呼んでいるのではないかと思っている。
鈴の期待を裏切らないように、していこうと思っている。