猫事情⑧。脱走している小鉄への思い。
脱走して8日目。今朝も、捕獲器には入っていなかった。
先日見た、小鉄は幻だったのではと思ってしまう。
帰ってきてと思う気持ちの中で、帰ってこないと思う気持ちがある。
何というのか、茶々やアリスの時は、絶対に帰ってくると確信があった。
だから、旦那が騒いでも気にならなかった。
だけど、今回は、帰ってくる気がしない。
絶望的ではない気持ちもある。いつか、帰ってくるのじゃないかみたいな。
私たちが諦めたころに、戻ってくるということかな。
今は、あきらめることができないし、姿を確認できたこともある。
近くにいるのがわかっているから、其れなら、保護できるのではと。
今も、隠れているのかな。怖い思いがきえないのかな。用心深くなっているのかな。
恐怖心や、警戒心がなくなったら、家のほうまでくるかな。
野良猫化したら、つかまえることができるのかな。
ただ、すぐにあの子を抱きしめてあげられるピジョンはない。
事故などで死んでいるというような気持ちもない。
今朝、誰か別の猫ではないだろうか、小鉄の餌皿の餌がなくなっていた。
捕獲器の設置は、夕方から朝まで設置している。
ここにいったって、設置のする時間が、ダメなのかと思ったが、あっているようだ。
猫の活動時間を考えて、設置を試みているつもりなのだが。
小鉄の行動や家の猫の様子から、餌を食べる時間を考えて、設置をしている。
思うのは、昼間の家猫たちは、少しずつ食べるので、昼間も仕掛けて置こうかと思ったが、意味がなさそうだ。
野良猫は、活動しない。
鈴は、昼間外出するが、彼女も、車の下や物陰で過ごして私がや呼んだり、探しているのがわかったら出てきてくれているようだ。
夜は夕ご飯がすむと、9時くらいから寝ている。そして、1時ころに起きて遊んでいる。
そのあとまた眠って、4時ころにまた、餌を食べたりして起きている。
そのあと、私の布団で、今度は私が起きるまで一緒にみんな寝ている生活だった。
だから、夕方、夜中の1時、朝方4時に、探しに行っていた。
でも、見つからない。足音がしたら隠れるのかな。
自分の感を信じるなら、まだ戻ってこない。
いつ小鉄に会えると感じるのだろうか。
それにしても、隣三件の人の行為に腹が立ってくる。自分の家でも猫を飼っているといった。
「8年間外にだしたことがない」と得意そうに、おデブの黒猫を見せてくれた。
猫をハーネスにならして、災害時の時に困らないように訓練をしていた。
自分の家で猫を飼っていたら、知らない人に対しては、猫は警戒心を持つことぐらいわかるだろう。
ハーネスをするのは、脱走させたらいけないからであって、(まぁ、夫のようにリードを手から離したのでは意味がないけど)そのハーネスを外したわけは何?と怒鳴ってやりたかった。
攻めてやりたかった。
まして夫には、室外機の下から引っ張り出したら脱げて逃げたと言っていたから。
自分達がしたことがまずいと思って,いかにも小鉄が自分で逃げたように話をしている。
次の朝、茶々を散歩に連れていき探したいたら声をかけてきた。挨拶をして、昨日の様子を聞かせてくれた。
小鉄が、ブルブル震えていたといったので、「震えていたのですか?」
そしたら、ハーネスを外したことを話をした。
この時のはさすがにむかついたが、顔には出さずにいた、近所同士でトラブルになってもいけないので。
私は、この時にあ~、小鉄は家には戻らないと思った。
怖い思いをした自宅の近くに来るわけがない。
保護することが難しくなったと実感した。
帰ってくるかわからなくなったと。
逃げ出した日は、朝だったので、夫が近所を一回りしていたので、夕方まで、隠れている所から出てこないだろうと。
夕方まで、じっとしていれば落ち着いてきてお腹もすいて、呼べば反応して、捕まえられるだろうと夕方仕事から,夫が戻ってきたら探しに行こうと。
夫は、仕事から帰ってきて、すぐに探しに行き、ブロック塀にハーネスがかけてあるのを見つけて事情を聞いた。
もう、その話を聞いて、終わったと私は思った。
これで、小鉄がどこに行ったか、どこまで移動したかわからなくなった。
それでも、予測して、小鉄を見つけた。
でも、梅雨になり、猫が出てこない状態になった。
雨がやんだ短い間に、動くのだろう。そうすると、いつ、どのようにしたらよいかわからない。
猫はあと三匹いるのだけど、小鉄は小鉄しかいないから、捕獲器に入っていないのを見るたびに、悲しくなる。
もう、捕獲器を仕掛けたくないとさえ思ってしまう。
猫が脱走すると、犬が脱走した時より、辛いのは、帰ってくる可能性が低いと感じるからだろうか。
完全家猫は、迷子になったら、帰ってこないというのを、聞いた。
なら、鈴のように、外出をさせてやって、家の周りを覚えさせてあげていればよかったのだろうか。
完全家猫にすると脱走した時が、一番困る。
脱走させようとなんて、これっぽちも考えていないから、家の中は、脱走防止を、している。
外で、リードを手離すなんて。馬鹿旦那。
ユウチュブで、猫を脱走させたことで、離婚も考えたというその気持ち、わかる。
小鉄が帰ってこないと思うにつけて、逃がした旦那、そして、無理やり引っ張り出して恐怖を植え付けて逃がした、近所さんに対して呪いをかけてやりたいほどの気持ちになる。
呪いの藁人形をしている、髪の長い女はわたしかもしれない。