自分が亡くなった時に、どうしたいかを考える。
以前から、自分が亡くなった時に、お墓をどうするかと考えている。
家庭事情というものもあるが、一番の原因は、三度の結婚。
最初の結婚で、長男がいるのだが、この長男の父親には他に、子供がいないので、息子が遺骨を引き取っており、いずれ墓を建てていく予定だが。
さて、他の息子たちは、同じ父親の子供だけど、異母兄がおり、先日亡くなった父親は、祖母が建てた墓に入っている。息子たちは、異母兄のお墓に入るつもりはないとのこと。
そして、私自身は、今の夫の墓に入りたくない。
理由は、夫には娘が二人おり、前妻が引き取っている。この前妻の子供たちのことを考えると、私が夫と一緒の墓は嫌ではないかと思うから。
それに、自分自身が父親が亡くなった時に、納骨をする場所がなく、父親は若いころの生活で、自分の実家の墓に入れてくれなかった。大変この時は困って、私の知り合いの住職に頼んで、そこの檀家になり、納骨をした。今は、弟が見てくれている。結局のところ、離婚した母親も、墓を見る弟が、承諾すればよいと言うことで、母親も一緒に埋葬している。
今でも、複雑な気持ちがあり、お金を出して、結局のところ弟の物というか、弟が、この墓に入る。
墓参りに行く都度、お布施をしてはいるが、弟とは、付き合いがないので、父の三回忌以後はあっていない。
亡くなった後のことを考えると、長男の墓に入るのは、今の夫が嫌だろうし、今の夫の墓に入るのは、私が夫の子供のことを考えると、嫌だし。
それに、長男がまだ結婚をしていないので、子供が生まれなければ、長男の墓を見てくれる人がいない。
今の夫も、娘なので、墓はいずれ、墓じまいしないといけないのではないかと思う。
一時は、息子を夫の養子にして、墓を見てもらおうと考えた事もあるけれど、それもどうなのと思いなおした。
結局のところ、樹木葬にしようかとおもったけれど、散骨にしようと考えている。
地球の生物は、海から陸に上がってきたのだから、海に帰ろうと。
これなら、墓守の心配もないし、子供たちが生きている間は、子供たちのそれぞれの思いで、家であろうが、どこであろうが、私のことを思ってくれるのが、墓をお参りするのと一緒。
仏壇が、それぞれにあってもいいかと思うし、祀りたいと思う人がすればいいと思う。
散骨は、ピンからキリのようだけど、3万から40万くらいらしい。
色々調べて、遺言に残し、お金も準備し置こうと思う。
両親と夫たちの亡くなったことで、生きている間に自分の最後のことをどうするかを、決めておかなければ、子供たちに迷惑がかかると思っている。
人は死んだら終わりだけど、最初の夫は、引き取る人がいなくて、息子が引き取らなければ、無縁墓地行きだった。いい人だったのに、何で無縁墓地と思って、引き取りに行ったけれど。血のつながった姉二人が拒否したから。上の姉は、異母姉なので仕方がないと思うが、下の姉は、両親が同じなのに、私と結婚している時に、夫にどれだけの迷惑をかけているか。今でも、腹が立つ。
兎に角、この世に生まれて最後まで、人として生きるなら、自分の死んだ後も人任せにせず、お金を用意して、人様のお世話になろう。
今日は夫に、散骨にすると、話をした。
夫は、何も言わない。私の夫は、14歳年下なので、よほどの理由がないと私のほうが先に亡くなる。
人がなくなると言うことは、その人が、自分の人生をどうしたいか、人とのかかわり方や人生の道が見えると思う。
私には、両親がいい加減な人たちだったので、それぞれに祖父母たちの墓に入れず、私が、しんどい思いをした。
自分の子供に、同じ思いをさせたくないと、いつも思う。
男の子ばかりなので、それぞれが結婚して、根っこになってほしいと思う。