夫が、49歳なのに、認知症になっているのだろうか?
元々、物をどこに置いたかよく忘れる人だったが。
それにしても、理解力と記憶力なくなっているの気がする。
「猫に、カラーつけたほうがいいかな?」
「どこにある?」
「ああ、そうね。カラーボックスの中よ」
「どこ?」
猫部屋の中で、きょろきょろ、机の下を見たり、自分の後ろを見たりしている。
「どこ?」
「カラーボックス!カラーボックスだってば!」
「自分何してんの?カラーボックスの上の段だっていっているでしょう?」
「餌を入れている所だってば」
「どこさがしているの?」
私の言っているカラーボックスを理解していないのである。
目の前にあるのに見ていない。
カラーボックスは部屋に一つしかない。
何だろうと思ってしまう。
最近、この様な感じのことが多い。
言っていることが理解できていないのである。
今日も買い物に行って、ヨーグルトがないから買わないといけないと言っていて、いつも牛乳と一緒に買うのに、家に帰える途中で、(あれっ、ヨーグルト買っていたかな?)
「ねえ、ヨーグルト買った?」
「買ってない、忘れた」
「えっ、だって、ヨーグルト買うために、店に寄ったんじゃないの?」
「まぁ、いいや、明日買いに行く。休みだし」
兎に角、最近物忘れがひどい。
物の記憶もできないのかと思うことも多い。
部屋のなかの家具の配置も動かしていないのに、わからない。
夫には、無意識に何でも、置くなと注意をしている。
えっと思うようなことが、日常で増えている。
パソコンのことでも、教えても覚えないし、約束をしても忘れる。
パニック状態に、なりやすいようである。
最近、車の運転も怖い。
前の車がブレーキを踏んで、スピードが落ちているのに、全然、スピードを落とさない。
「もう、前の車、スピード落としているよ」と言わないといけない。
本人に自覚がない。
私は、人の名前が出てこないことが最近増えた。
だから、とても気をつけている。
「最近、おかしくない?カラーボックスがわからないの?」
夫は、認知症になるのかな?
わたしよりも先に。
本当にそれは困るな。
夫は、看護師なんだけどな。
今の状態で、大丈夫なのかな。
家だからかな。
理解力、記憶力が落ちているようだ。
そのためか、「知らない」「やっていない」と言うことが多い。
先日も暖房のリモコンが置いてあったところにない。
猫部屋の暖房なのだが、朝一番につけておいたのだが、(夫はすぐに消す)夜勤明けで帰ったらきっと、消すだろうと思っていたので、ベッドの頭元に、置いていた。
夕方で寒くなったので、猫部屋の暖房をつけようとしたがない。
夫に「暖房のリモコンは?」
「俺、知らない、使っていない。」
プチン!私の怒りが。
「あのさ、私が朝つけていたのが今切れているわけ。この家には、あなたと私しかいないのよ。私が、消していないのなら、あなたでしょ。
リモコン、どうせあなたが消すだろうと、ベッドの頭元の見える所に置いていたの。それがないの。勝手に、暖房が切れるわけがないでしょ。」
もしかしたら布団の中かと、見たけど見つからないというか、いい加減な探し方をしたのだけど。
眉間にしわを寄せて、怒りモードで、一階に行ったり、二階に行ったりしている。
しばらくすると、「あった、布団の中に。小鉄たち(猫)が、遊んだんだよ」
あくまで、自分はちゃんとしていたように言う。
そんなわけないでしょ。
子猫たちは、頭元の、リモコンを触って遊ぶことはない。
馴れてきてはいるけれど、寝ている時には、側に来ない。
万事が、こんな感じで、物を置き忘れたりすると、鬼の形相。
この先が、思いやられる。
あ~あ、私がぼけないように、手先の運動、足の運動をしよう。
老化防止には、手先の運動や足の運動がいいらしいから。