ラーメン店の女将を、していた時の話。
店をしていると、業者が入りますよね。
ある会社の営業の業者のこと。
名前も忘れたけれどこの方、交通事故でしばらく、こなかったのです。
状況を聞けば、かなりひどい事故だったようです。
会社も辞めたと聞いていたのですが、ある日、ラーメンを食べに来ました。
感じが変わっていました。
何というか、暗い?卑屈な感じ?それまでは、調子が良いけども正直な人だった。この人が営業しているときに、仕入れを三倍くらいに増やしてあげていたのです。
さて、この人今の状態を話をしてくれるのですが、興味はないですよね。私。
ですが、この方、話が、お金を貸してほしいという話になる。
今でも忘れないのですが、必死って感じでした。
「奥さん、僕が信じられないんですか?」
いや~何言ってんだろう。当然でしょう。あなたに私がお金を貸すほど、信頼はないでしょう。と心の声。
「僕を、馬鹿にしないでくださいよ。仕事を自分で、始めているんですよ。やる気満々で、、、、。」
この人と話をしていて、あ~あ、私がお人好しで、簡単にお金を貸すと思っているのだなと。
話していることの矛盾を考えていない様子。気の毒なくらい必死なのです。
いくら貸してほしいと言っていたかというと、1万円。
一万円を、貸してもらうまで、絶対に帰らない様な感じ。
目は、座っているし、怖いくらいでした。
事故で、頭の手術をしたと聞いていたので、性格が変わったなと思いました。
たまにというか、脳をつつくと、性格が変わることがあります。穏やかな人が、暴力的になったり、落ち着きがなくなったりと。
この方は、イライラしており、暴力的になったのではないかと思いました。
正直にいうと、やばい状態ですね。
普通に考えても、個人的にに関係がないラーメン屋の女将さん、それも長い間交流もないのに突然きて、金を貸してって。
私は、結局のところお金は貸しましたというよりもあげました。だって、絶対に返ってこないのは、わかっていますから。
この人は、それから私が店を移転させるまで、一度も来なかったです。
今でも、たまにこの時の状況を、思い出すと怖いなと思います。
彼は、興奮すると、きっと、犯罪を犯すと思います。
あのまま、お金を貸さなければ、暴力を受けることになったかもしれません。
この時は、暴力を受ける前に、(この人は、哀れだなと思い、寄付しよう,施そうと考えた)ので。
めんどくさいし、仕事で疲れているし、早く帰りたいし、どうでもよい人を追い出したいしという気持ちもあったし。
こんなどうでもよい人間に、関わりたくない。
この人は、お金を貸してあげたら、二度と来ないだろうから、もういいやみたな。
だけど、この人が、善良な人間なら、他人を騙したという罪悪感を一生もつことになるだろうと思った。
でも、そうでなくて、脳の手術で、性格が変わったのであれば、気の毒というしか言えない。
怖い表情で、目つきが違っていたからね。目の奥に狂気が見えていたものね。
やくざのように、恐喝が仕事なら、たかだか一万くらいで、暴力もしくは人殺しまではしない。
でも、性格が変わってしまっている人は、自分の感情に支配されるから、関係がない。
本当に、たかがで、犯罪を犯す。そして、自分が悪いとは、思わない。
怒らせた相手が悪い、自分は悪くないのである。
精神病人は、善悪は、自分なのですから。自分が、快適であればよいのです。
相手の状態、相手の気持ちなんて、関係ないです。
精神異常者の相手のことを考えない、これはもうどうしようもないです。
気をつけましょう。
私は、見た目は、おとなしく優しそうに見えるのですが、中身が結構、ハングリーで、相手が考えていること、私に何をしてほしいかわかるので、まぁ、いいかと言うことが多いです。
他人をだまそうとしている人は、目が怖いです。笑顔も怖い。特に横から見るとよくわかります。
本当のことを言っているかと、思うときは。横から見るといいかもですよ。
人の心は、他人から見えない方向にでますから。