テレビを何気に見ていたら、香川県でゲーム規制のことが話してしていた。
一日60分までとか、休日は90分でとか。
それを見て、世の中の大人は相も変わらず、意味のないことをと思うのはわたしだけだろうか。
私の子供のころは、漫画を禁止されて、漫画を読む子供はだめ扱いだった。
小学校の友人は、屋根裏に漫画本を隠していた。
漫画家になりたいと言ったら、私のころは馬鹿にされ理解もされず、隠して言えなかった。
でも今はどうだろう。
アニメが世界中で、称賛され、ビッグマネーの世界。
漫画家になることやアニメの仕事をすることは、当たり前に子供の夢として、嬉々として声にだせる。
ゲームにしても、良いところも悪いところあるけれども。
私の子供も、ゲームをしている子供がいるけれど、この子は中学で不登校。
その間、ゲームをパソコンでしていた。
彼は集団での生活から得られるメリット、デメリットは経験しなかったけれど、
ゲームをパソコンですることで、ゲーム仲間を作り、同じ趣味の友人を作り、自分の世界を作っていった。。
パソコンでゲームをすることで世界中の人とコンタクトを取るために、独学で英語をしゃべれるようになった。
ゲームをパソコンですることで、パソコンにくわしくなり、組み立てができるようになった。
兄弟のなかで、コンピューター学園に通った兄よりも、パソコンのことが詳しい。
何時間もゲームをするからと、ダメ人間になることはないし、何かを集中してできるということは、それだけでも、素晴らしいことに思う。
反対に、親や周囲の大人にいろいろ言われて、素直に大人になった子供の弱い部分は、自分で困難を解決できないことがある。
精神科に勤務していた頃、京大生や愛媛大学を卒業し社会に出て、挫折して、入院してきた人を見ているが。
よい子たちばかりで、何で京大に入ったのと聞けば、親が大学に行けと言ったから、何で化学?先生が、進めたから。大学に入って面白いことなかったの?
何をしていいかわからなくなった。
大人の決めたことは、結局のところ押し付けなのではないどろうか?
ゲームがしたければさせればいいじゃないか。
でも、子供なのだから、親が自立すること、一人で生きていくことを教えればいいじゃないのか。
良い学校に入れるのも、子供のためだろう。
でも本当に当人が望んでいるなら良いけれど、考えさせなくてはいけない。
選ばせなければいけない。
自分で決めさせなければいけない。
親は、自分が経験して感じたことを話をしてやればよいと思う。
厳しいことも今言っても聞かないことも、大人になったときに必ず、やくにたつ.
子供が、不登校で家に引きこもったら、心配。あたりまえ。
わたしは、子供が二人、不登校になったけれど、高校だけはどんな形でも行きなさい。
それができるなら、行きたくないなら仕方がないと言っていました。
結果、一人は定時制高校卒業。もう一人は、通信制の高校といっても、、通学もあったので、午前中と午後に通学できる学校。単位制で、4年で卒業できるし3年でも卒業できる。
高校を卒業していることで、就職もしてそれぞれに、、自分たちで生活をしている。
大人になる前の経験は、無駄と思えることでも必ず何かを得るものがある。
子どもたちに言ってあげることは、親は必ず先に亡くなるということ。
自分の人生をしっかりと生きていくことを教えること。
ゲーム規制なんて意味がない。
あれもダメこれもダメと言っていたら、結局のところ子供の成長をとめてしまう。
経験させ手、判断力をつけさせることではないかと思う。