大人の発達障害について。
今回、息子が発達障害(診断は受けていない)と言うことで、思うことは、障害を家族が受け入れると言うことは、見えない分難しいのだろうなと思った。
看護師で精神科勤務の経験がある、私は、障害があると言うことで、息子の考え方や、どうしてそんな風になるのというような疑問が見えて、対応がしやすくなった。
母親であるがゆえに、障害があると言うことが認識できない時には、何で、この子は子供の頃は優しい子だったのに、こんなに冷たい表情をするのだろう?どうして、いっていることがわからないのだろう?怒ると感情が激しく爆発するのはと思っていたことが、腑に落ちた。
気持ちに余裕が持て、息子にどのように対応したらよいかがわかるので、ある意味、「ASD」と言うことがわかってよかったと思っている。
しかし、発達障害は目に見えないことなので、普通に何も言わずに、そこにいれば、わからない。目が見えないとか、車いすを使っているとか、視覚的なものがあれば、他人は、注意をして、関わるだろう。
だけど、話をしてもちょっと変な人くらいにしか思わなければ、悪意のある人ならからかうもしくは虐めをしたり、馬鹿にしたりする人もいるだろう。
発達障害の人は、なぜ、どうしてと悩みだす人は、精神病を発症させる原因になる。
息子は、我慢強く、他人とかかわるのは仕事だけだったので、自宅に戻れば、ゲーム仲間とインターネットで関わり、癒されていたので、今まで、生きづらさを感じていなかったようだ。
そして、自分の中で、こいつは嫌な奴だともうと、相手が何を言っても、人間として最低だと思うことで、無視をすることができていたようだ。
仕事の上司だとして、何か言われても心の中で、上司だから仕方がないけども、じゃあ、お前はできてんのかよ、自分ができていないのに偉そうにするなという感じで表に出さないでやり過ごしてきたようだ。
このやりすぎてきた気持ちが自分の中で大きくなったときが怖いかなとおもわないこともないけれども、上司、先生など権力のある人間は怖い?野か手を出したり反抗はしないみたいだ。
さて、今回のことで、感じたのは、いまはそれぞれが、成人して、生活を一緒にしていないために、兄弟と言っても、友人たちよりも関わりがない。そんな中で、仕事でかかわるようになり、「ASD」と言うことがわかっても、目に見えない障害は、兄弟という感情が、さらに良い結果につながらないと思った。
精神患者あるあるなのだが、家族が突然、特に成人して精神病を発症すると、家族が受け止めきれないのを数知れず見てきた。
子供の頃から、障害があるとわかっていれば、そのような対応を身に着けることもできたのだろうが、「ASD」の対応、関わり方を説明しても、どうしても、何で、こんなこともわからないのか、俺の弟なのにという感情が出てしまっている。
先日も、「俺はそんな、できない。」と言っていた。こんな時はこんな言い方をしてと言っても、仕事となると、どうしても駄目なようだ
親としては兄が言わんとすることは、わからなくはないのだけど、家族で、あるために、受け止められないで、イライラしているようだ。
親として看護師としての目からすれば、二人の息子の気持ちや考えがわかるから、何とも致し方がないなと思ってはいる。
相手の立場でものを考えるよりも、自分の視点で物事を判断するのが人だと思うから、仕方がない。
発達障害のように、一見して、そのように見えないことが多い場合、その人たちは、とてもつらい経験をするのだと認識している。
今回のことで、自分の子供が「ASD」だと言うことを気付けたのは、看護師としての知識があったことはあるが、考えてみると、子供の頃にも、その兆候はあったけれど、子供も日常生活に困ったことがなかったので、学習障害もあったけれど、それを学習障害として認識せず、凄いなこの子は天才だわと、得意不得意は誰にでもあると楽観的に考えていた私が居る。
子供の頃は、親や先生など、ホローをする立場の大人がいたので、たいして問題にならずに、現在に至ったと思う。
今はまだ、息子に「ASD」と言うことは話をしてはいない。
自分が看護師であると言うことで、看護視点で、息子が、こんな時はこんな風にと話をしていこうと思っている。
それに今の世の中は、自宅で仕事ができるようになっているので将来は在宅ワークで生活をできるような資格を取らせて、いけばと考えている。
息子は、不登校時代に独学で、パソコンを組み立てることができるほどパソコンに詳しい。
こっれは「ASD」の、関心ののある分野であれば高い能力を発揮することができる事のおかげだと思う。
そして、認めてもらうこと褒めること(できていることを認めてあげること)で、自分に自信を持つこともわかっているので、将来のために、一緒に在宅ワークの仕事を考えようと思っている。
人間関係は、本人は、ゲーム仲間や釣り仲間など趣味でつながっている人達がいるので孤独を感じている様子がない。
だから、仕事などの人間関係で、自己評価が下がらないように、対応の仕方と、本人の今の生活を維持できるようにしてあげたいと思っている。