医者と患者の関係。
よくあることだと思うけど。実際に私もだったのだけど。
慢性腎不全を発病して、最初にお世話になった病院から、6年後に他院へ転院した。
最初の病院は総合病院で、主治医の医師も、権威のある医師だった。
お世話になった産科の医師からも、よく知っていたのだろう「良い先生だから」と言われた。
だけど、医師仲間としては良い医師で、優秀なのかもしれないが、患者にとっても良い医者かというと違うと考えていた。
私が、転院をした理由。
1・同じ医療従事者として、外来感看護師のレベルの低さ。
医師からの指示の見落とし。
ある日の診察日。「○○の検査は?」
「えっ、すいません、していません」
「あっ、そうなの」
はぁ。それで済ますのか。内科は検査が命だろうが。まして、痛みも何も感じない疾患の場合。
看護師なら、先生に、この検査はひつようないですかと聞くくらいの気づきもないのか。馬鹿看護婦が。
私の主治医は、腎臓内科学会でも、力が強い先生だったようだ。そして、病院でも部長クラス。
看護師の態度からもわかるレベル。
2・ある日の診察。朝10時の予約なのに、診察は午後の16時。
待てど暮らせど呼ばれない、いたしかなく、受付に。
予約が午前中だったこともあるが、医師の診察は午前中のみ。
看護師が慌てて、医師に連絡するが、結局、会議中と言うことで、さらに待たされて、16時にやっと診察。
診察時間物の三分。
一日がつぶれた。
もう、どれだけ優秀でも、患者側に立たないで、医師の顔色を窺ってばかりの看護師や職員。
そして、サッサっと迷惑そうに、診察をして、研修医の医師と足早に診察室を出る医師。
6年も診察に通っている患者のことも、把握していない様子の医師。
カルテの数字だけを見ているのだろう。
というようなことがあり、私は、総合病院は合わないと思い、今のクリニックに転院。
12年になるが、不満は全然ない。
楽しく先生や職員と話をしている。
食事療法も、完璧と褒めてもらえるし、気になることを質問すればすぐに答えてくれる。
表情を見ていると、本当に患者のことを考えてくれているのがわかる。
大きな病院は病院なりにメリットはある。
現実に、私の慢性腎不全がわかったのは、総合病院だ。
健康診断で、肝臓の数値が悪く、再検査を勧められて、紹介
内科の先生から、肝臓のほうは大丈夫だけど、腎臓内科のほうを受診してくださいと言われた。
腎臓内科で検査をして、腎硬化症であることがわかった。
直ぐに、連携が取れる総合病院ならではのメリットだと思った。
だけど、慢性腎不全のように長い闘病性快活ましてや日常生活に密着した治療は、先生との相性は不可欠だ。
クレアチニンの数値が、じわじわと上がっていく。何で下がらないのか、食事療法の改善がまだあるのでは?
先生から、老化もあるから。ゆっくりとしたものだから今の生活で大丈夫。
そうか、そうなんだ。ある意味、仕方がないというところもあるのか。
では、老化を食い止められなくても、何とか現状維持は、どうすれば良いか。
老化と言うことは、血液も骨も老化だよね。
だったら、骨を強く更に、食事療法のみ直し。そして、運動。
以前は仕事をしていたのでそこまで、体を動かすことは考えていなかった。
このように、ほんのちょっとしたことが気軽に相談できなければ、医師とタッグは組めない。
慢性腎不全末期の知人の話。
不満を持って不信感を持って、治療に非協力的で、勝手に薬をやめて、血圧が上昇したから薬を出してくださいと。
医師のほうも、そら見ろとなるだろう。
全てのクスリを勝手に2か月止めましたって。2回続けて、数値が良くなったから、薬がないほうが良くなると思いましたって。
それで、先生に薬をやめたいと。
医師は、「あなたのおもうこともあるでしょうから、わかりました」とすべてのクスリを、ストップ。
半年くらい血圧の薬も飲まず。
食事療法もわかっておらず、薬をすべてやめる。
医師から「このままでは、年内透析になる」と通達。
あっという間に、年内透析になるよね。
しかしだ、通院を二か月に一度来ているのだから。異常値を示してきていただろうに、医師は、何も言わなかったのだろうか。
患者も患者なら医師も医師だと思う。
それでも、医師なら自分の見解は説明するべきだと思う。
「食事制限も、薬も出しているほかにすることはない」と突き放すのはどうかと思う。
こんな医師に、当たるとは、もうあきれてものが言えない。
元医療従事者として、本当に許せない。
今は、私と同じ食事療法の制限のようなので、食事療法を見てあげている。
本人は、食事療法の、こともわかっておらず、食べるものがないと思っていた。
色の濃いものは食べてはいけない。
白いものを食べなさいと言われたと。
ご飯をお腹いっぱい食べていたと。
カロリー制限は?
聞いたかもしれないけど。わからない。
高カロリー、低たんぱく、塩分制限。
だから、タンパクのない油で高カロリー。
油と砂糖を食べなさいと言われたと。
ちょっと、違う。
高カロリーは確かにだけど、それは自分がたべて良いカロリー上限のことだ。
カリウムもリンも気をつけなければいけないが、食べてはいけないと言っているわけではない。
料理の仕方や工夫で、取らなければいけない、栄養素だ。
もう、極端すぎるし、どのような食事指導をしてもらっていたのか。
医師、栄養士との関係が全然だ。
恐怖をあおるような指導しかできていないのだろうか。
全ての話を聞いたわけではないが、本当にこのような患者が多いのかもしれない。
自己判断。
思い込み。
なのに勝手に、調べて、マイナス面ばかりを気にして、治療をやめる。
お酒は、悪いとわかっていても飲んでしまうアル中の様なものだ。
喫煙は、階しかないとわかっているのにじわじわと、肺をむしばんでいるのに、たばこをやめられない人同じだ。
わかっちゃいるけどやめられないってか。
自己判断するのなら、自分の状況を説明できて、医師の意見に反論できるくらいの知識を持てばいいのに、其れもなし。
知人に対しては、まだ間に合うのかは私にはわからない。
ただ、透析が始まっても、食事制限も血圧の管理もいる。
すこしでも、正しい知識を持ってくれれば、医師の話も理解できるだろうと何かと教えている。
正直言うと、めんどくさい。
だって自分のことでしょう。
医学書でも、読むなりすればよいのにと思うから。
私が、信頼できなくなれば,同じことをするのではとも思っている。
同じ慢性腎不全だから、信用はしているのだろうけれど。