猫事情➄見つかった。
今日は、夫が準夜なので、夫が仕事から帰えってから、散策しよう。
毎日、散策をしてきたけれど、小鉄の気持ちになったら、怖い思いをさせられた、人間の声がしたら出てこないのではと。
一応、玄関に餌を置き、家の横に捕獲機をセットした。
ここ何日かの疲れと寝不足もあるので、休むことに。
深夜1時過ぎて、夫が帰ってきたのがわかった。
暫く、家の周りを歩いている音がする。
眠い、体がだるいなと思いつつ起きないとと思っていたら。
「鈴が、外に出た」と、寝室に上がってきて、言う。
えっ、ちょっとまってよ、鈴を夜に出すのは、止めたほうが良いから散歩に出さないで、いたのに。
小鉄は、母猫の側に来ないようだから、鈴が外にいると、猫の縄張り争いになるのではと。
暫くすると家の裏から猫の鳴き声が。威嚇をしている。
えっ、まずくない。もしかして、小鉄の声?
慌てて起きて、外に出る。
裏庭で、喧嘩の鳴き声。
夫も、探していたのだろう、反対側から戻ってくる。
鈴の声が、裏の民家のほうから聞こえる。
小鉄が逃げた方角の住宅だ。
空き家のあたりに潜んでるのではと思っていた。
周囲の車の下をのぞくと、一台の車の下に、攻撃態勢の鈴がいる。
車の下に、猫は見えなかったが、確信した、小鉄だ。
民家の反対に逃げた気がしたので、直ぐに、裏にライトを当てたら、いた。
小鉄だ。
夫に小鉄がいると、伝えたら夫は姿が見えないのに、大きな声で呼ぶ。
私が、ライトを照らして、確認していたら、夫の方向に行ったが、大きな声で呼ぶので逃げる。
「そっちに行った!」「こっちじゃない、そっちじゃ!」
だからやめてってば!大きな声で呼んだりするのはと声にできないもどかしさ。
確認出来て、どこに行くかを見ないといけないというのに。
結果、小鉄は私の呼ぶ声で私を見て止まったが、夫の大きな声で、逃げる。
元気な姿を見れてほっとした。
近所にいることがわかったから。
さて、其れから夫と喧嘩。
「ねえ、言ったでしょ、小鉄を見ても大きな声を出したらいけない。追いかけてはいけないと」
「猫のほうから近づかさないと捕まえられない」
「いることがわかれば、毎日餌を食べに来れるようにして、家にかえってきてもらわないといけない」
「家の裏に来ていたと言うことは、ここに来れば餌があるのではと思っていたのではないかと思う」
もう、夫はふてぶてしい顔。
「鈴が出るのはどうしようもないじゃろうが。俺が家に入れないじゃろうが」
私はブチ切れている。
「何言ってんの、私はちゃんと、鈴を外に出さないで、玄関を開けて、はいっているでしょう」
「何度言ったら、ちゃんとできるの?」
「自分が、考えもせずに開けたのでしょうが」
夫の性格がわかるので、鈴が出てくることを忘れて、玄関を開けたことは、容易に考えられる。
夫は、自分がまずいことをしたら、偉そうなものの言い方をするから。そして、自分は悪くないとか相手が悪いみたいな感じを出すから。
まだ素直に、うっかりして、開けたら出たと言ってくれれば、いいのに。
だって、夜中に猫を出すとなかなか帰ってこないから。
近所を何度か、鈴の名前を呼びながら、回ってみたが、出てこない。
もう、仕方がないので、朝まで、放浪させておくことにした。
夫が役に立たない。
夫は、調べると言うことをしない。何でも、人任せだ、其れなら邪魔をするなと言いたい。
本当に嫌だ。
夫は馬鹿だ。
呼んでも来ないのに、私が言っていることを何も理解しない。
家の中ではない。
茶々や鈴と違う。
ただ、小鉄は、私が呼んだら、私のほうをじっと見て止まっていた。
夫が大きな声で、叫ぶから、踵を返して、逃げた。
しかし、希望が出てきた。目撃できたから。
でも、またしばらくは出てこない気がする。
小鉄を保護するのは、夫がいると至難の業になりそうだ。
私の言うことを聞かない夫。
自分の感情が先。冷静にならないし、本当に、いつも約束を守れない。
どうしたものかな。
やっぱり、昔のように餌を、用意して捕獲機で、捕まえるしかないかな。
散策はやめよう。
探すことで出てこない気がする。
今日は、日曜日で、工場が休みだったことも幸いしたのかもしれない。
小鉄はいつ、家に帰ってこれるのかな。
目撃したことで、ほっとしている。
捕獲機は、15日には保護団体に戻さないといけない。
そのために、アマゾンで注文しているのが、14~15日の配達される。
梅雨になる前には保護できたらいいなと思う。
家猫は、戻らないと言うことが、インターネットで、見たけれど、保護できる可能性が出てきたので、嬉しい。