老春時代の満足生活情報発信局(お金と暮らしと占いと人生物語)

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スキのない母親だと思われていた私から、子育て中のお母さんへ

先日、次男と話をしていて、子供たちから見るとそんな母親だったのね。

 

今、子育てしているお母さんたちは、一生懸命だろうな。

 

私も、子育ての時は、一生懸命だった。

 

私の子育ては、他人に迷惑をかけることなく生きていける人になるように。

 

「盗むな」「だますな」「殺すな」この三つ。

 

子育てというものは、自分の幼少の頃の経験が、大きく影響する。

 

私は、両親がいい加減な親だったので、非常に真面目。

 

そして、人の目が怖いという潜在意識を持っていたように思う。

 

さてそんな私の子育ては、子供たちからすれば、他のお母さんたちとは、違うものだったようだ。

 

次男は、友達のお母さんたちは、ちっとも忙しくない。

 

自分のお母さんは、いつも仕事をしている。

 

お母さんに、ひどい言葉なんてかけることなんて、絶対できない。

 

怖いお母さんといっても、虐待をするからということではない。

 

子供にとって、私はスーパーママのようだったらしい。

 

要するに、すきのない母親だったようである。

 

自分でも今思うと、緊張した子育てをしていたように思う。

 

私は、子供の頃に、ひもじい思いをしているので、子供たちにひもじい思いをさせることは、できないと。

 

看護師に戻った時も、日曜に仕事に行くときは、朝、昼、夕と食事を作って仕事に行っていた。

 

子供たちが、中学生になると、深夜明けには、お弁当を作って、学校に届けていた。

 

男の子の母親なので、嘘をつくことや卑怯なことは、親としては絶対にしないと。心に決めていた。あと、男の子の前では泣いてはいけないと。

 

そんな母親だったから、自然に厳しい親になっていたのかもしれない。

 

生さぬ仲の子供にも、「母さんは定価販売の母親、付録がない」と言われたことがある。

 

はぁ~なんだそれって思ったけれど、門限があり、友人宅への泊りも学生時代の時はなし。高校生になっても、門限は変わらず、理由があれば、22時まで。

友人たちは、お泊り当たり前、平日でも、よくお泊りをしていたようである。

 

私は、子供たちに、家に帰らず、他人の家に泊まるなんて、考えられなかったから、まして責任はすべて親にあると思っていた。そして、社会人ではない子供は、親の保護下にあるのだから、家族のルールは守るべきと考えていた。

 

私の子供時代は、親の許しがないのに夜遊びなんてとんでもない。

 

子供たちには、家族のルールが守れないのは、家族ではないと言っていた。

 

そのため、スキのない母親、嘘のつかない大人になろうとしていた気がする。

 

本当に、子供たちには窮屈な母親だったかもですね。

 

私は、子供たちに普通の人生を送ってほしいと願っている。

 

世の中で、普通で生きていくことは大変だと心から思う。

 

普通が一番難しい。崩れるのは、簡単。そこから立ち上がるのは力がいるだろう。

 

だけど、倒れず立っているほうが、大変だと思う。当たり前だから、普通は誰も、見ていないし褒めてもくれない。

 

でも、崩れず倒れず、立って一生懸命生きることこそ、大きな幸せがあると思う。

 

お金持ちならなくても、立派にならなくても、普通の人生を送ってほしい。

 

普通は、私のあこがれなのかもしれない。

 

お金の心配をせず、ひもじい思いをせず、学校に通い、年齢にあった経験をして、大人になる。私の経験できなかった、夢なのかもしれない。

 

だから、私は厳しい母親になっていたかも。時代に合わない母親だったのかな。

 

スキのない母親であったかもしれないけれど、愛情だけはいっぱい。

 

四人それぞれの個性のある子供たちだけれど、母親が願った通り、自立をして他人に迷惑をかけずに生きてくれている。

 

今、還暦を超えて、ゆっくりとした時間を持てるようになり、日々の幸せを感じている。

 

スキのない母親だったからこそ、子供たちから、絶対に信頼できる大人として認めてくれている。

 

こんな幸せはない。

 

今子育てをしているお母さん達の中には、私のように自分と同じ思いをさせたくないと頑張っている人もいるだろう。

 

自信がなくって、自分の子育てはこれでいいのかと悩んでいるお母さん。

 

子育てを、頑張ってきて思うことは、子育てに間違いはない。子供たちは、必ず母親を見ている、だから、自分も見ているから、子供たちを育てている。

 

子育ては、誰でも手探り、結果なんて、死ぬまでわからない。

 

親になったら、死ぬまで親である。子育てには、終わりがない。

 

子供が大人になったら、子供時代に思ったこと感じたこと聞いてみよう。

 

え~、そうなの、そうだったのと思うことが、子供の口から聞ける楽しがあるよ。

 

親は、木の上から立ってみると書きますよね。高いところから、見ているとよく見える。立っている木は、小さな子供からは、見上げるほど大きく見えているだろう。

 

見上げるほどの大きな木でいいじゃないか。

 

子育ては、手探りでいいじゃないか。

 

自信のある大人なんて、いないのだから。