年下夫の離婚から学ぶべきこと、私と夫の離婚の話ではありません。
夫の前の結婚の話です。
学ぶべきことがあるなと感じた事
彼は、浮気を疑われての離婚でした。
会社の同僚との、メールのやり取りから、疑われた。
彼の行動も問題ありだけれど、証拠は何もなく、本人も「浮気」ではなく、現実に会社以外では、合ったこともない。
ようするに、デートをするとか、二人きりになる親密な関係は一切ない。
しかし、彼の妻は、夫が浮気をしている。
実際のところは、彼がメールをするのをやめてと、奥さんが言ったのを無視して、続けていたことに腹が立ったというか、しないと言ったのに、裏切られたと言うプライドだけだった。
メールを見たときに、相手の人に、彼の携帯からメールを送っている。
不倫をしているわけでなく、メールのやり取りだけで離婚って。
彼の性格だけれど、随分と会社と家では違うのだと思う。
彼が、もし家での様子のままで会社にいれば、女性にはモテないと思うが、
会社では、制服を着て、まじめで仕事もきちんとでき、無口で、手伝いを頼んでも嫌な顔しない結構、女性職員からは頼りにさせる人。
でも、家では、決して女性にもてるタイプには見えないダサい男。おしゃれにも気を使わないし、趣味もない、酒もたばこもやらない。
そのため、元奥さんは、結婚してから覚めたのかな。
ただ、彼は、大学も出ており、身長も180㎝、男らしい顔(イケメンという万人受けではない)そこに、無口。男らしく見えるよね。
彼の元奥さんとは、職場結婚。元奥さんも、彼の外の見せているイメージで彼に自分からアタックして、付き合い結婚した。
結婚前って、一か月に数回しか会わないから、お互いにかっこつけていられるけれど、生活の中では、カッコつける必要はないわけで、ギャップがありすぎる人だった。
現在私と結婚しているが、自分の夫を下げてはいけないかもだが、子供のような人で、感情的で、職種が同じこともあり、よくしゃべる。いいか悪いかは別にして、自分のことしか考えられない人。本当に、子供がそのまま大人になったという感じ。
私は、まるで子供が一人増えたよう。
結婚して、わかったことがたくさんあって、元奥さんは、彼をATM扱い。
家族としての祝い事、子供の誕生日、クリスマスなど行事は、実家でする。彼は、いつも仕事。
私には、考えられないことだった、家族の祝い事に一家の主である父親がいないなんて。
彼は、毎月の小遣い一万円。その中から、コーヒー代や、奥さんの誕生日プレゼント代、母の日(奥さん)のプレゼント代、私からしたら、はぁ~と思った。
元奥さんからの彼への誕生日プレゼントはない。信じられない。
兎に角、始めは元奥さんも好きだったのだろうけれど、結婚すると魅力がなくなったのだろう。自分が、自由になる夫、私が一番という感じかな。
さて、他の女とメールをしていると言うことは、許せなかったうえに、やめろと言うことを聞かなかった彼を許せなかった。メールをしていることが分かったその日に、実家に戻る。(彼が眠っているときにメールを見て、相手にメールを送り、送ったメールを消去)
実家の両親に、彼が浮気をしていると報告。
彼が説明しても、聞かない。
結果、実家から戻ってきたが、無視状態、家庭内別居。
そうこうしているうちに、彼も家に戻るのが嫌になってきたのか、仕事が終わってもすぐに帰らなくなる。
三交代の勤務だったのだが、深夜明けも自分の実家に帰って、ご飯を食べてから、自分の家に戻るような生活や、準夜明けの日は、車で寝てから帰ったりということをするようになった。
これは、さらに、元奥さんとの関係を悪くする結果につながったようである。
この奥さん、会社に電話まで入れている。
明けの日に、主人は仕事中か、まだ帰らないのだがと。あのさ、携帯を持っているのだから、本人に掛ければいいのにね。
家に帰っても、ぎすぎすとして、疑われて話も聞いてもらえなかったら、帰りたくもなくなるよ。
この電話をかけたときに、喧嘩をして、元奥さん自分に自信があったのだろう、離婚届けを突き付ける。
これはやってはいけない。
この状態でしてしまうと、男は、もういいやと思う。
彼も、自分は何もしていないのに、ここまでするのか、夫婦としての信頼関係が、今までの結婚生活は何だったのかと。
彼と私は職場関係でいえば、私が先輩。
占い師をしていたこともあり、彼の相談に乗ることになった。
元奥さんの性格も気持ちもわかったのだが、何とか離婚は避けるように話をしたらと言ったが、彼も、もうあきらめている状態だった。
原因は、不倫を疑ってのことなんだし、話し合いにならないのであれば、調停をしたらどうかなと助言した。
不倫をしている人間から、調停を言うわけがないと言うことで、奥さんの気持ちが変わるかもしれないし、話し合いに、第三者が入れば、気持ちも伝えやすいだろうから。
結果は奥さんは、離婚はしたくないと。
しかし彼は、信じてもらえなかったと言うことと、お互いの両親も巻き込み、さらに自分の両親さえ、元奥さんのいうことを信じて、自分を信じてくれなかったことで、家族に対して不信感。きれいさっぱりと離婚しようと決心してしまった。
本当は、この決心をする前に色々とあったのだけれど、奥さんのご両親が彼の実家に乗り込んできたりとか。
でもね、聞いていて笑うのが、不倫の証拠が何もないと言うこと。あるのは、メールのみ。それも、いつも助けてくれてありがとうというような、文面。どこにも、不倫をにおわすような言葉はない、話。今までは、すぐに仕事が終わったら、帰ってきていたのに、帰りが遅くなったということ。いやいや、それは、元奥さんのせいでしょうが。
もう、ほんと、この元奥さんは、自分の夫が自分以外の女と、話をするのが気に入らないと言うことか。
結果は、長引く元奥さんの仕打ちに、だんだんと腹が立ってきたということで、離婚を突き付けられたことが、彼を追い込んだ。
彼が、調停をする気になったのは、自分が不倫をしていないと言うことを堂々と言えること、きちんとそのことを元奥さんに伝えてもらうことが目的だった。そのうえで、離婚ということ。
彼からの離婚調停は、二回で終わった。話にならなかったから。元奥さんは、離婚はしない。彼は、離婚。
この調停が終わった後、元奥さんは、自宅に戻っていたが、相変わらず家庭内別居。彼は、家にいるのが嫌なこともあり、ブックオフやヤマダ電機等で、時間をつぶし、自宅に戻っていた。休みの日は、家にいず、ドライブをしたりと一人の時間を過ごすようになっていた。
そんな生活の中で、自分がもう奥さんのことが信じられず、一緒に生活するのは、できないと、再度奥さんに離婚要求。
このころ奥さんは、離婚をしたくなくって、彼にメールを毎日していたが彼は一切返事をしていない。送ってくるメールが、俗にいうポエムメール、ジュリエットメール。
調停から、二か月過ぎたころ、協議離婚。
それから、しばらくすると、慰謝料の請求の調停の呼び出し。
この調停では、前回の調停の審判人だったため、彼に同情的だったことと、離婚に対しての責任は双方にあることと、元奥さんが、子供の養育費、財産分与まで言っていた。審判員は、慰謝料の話と養育費の話は別と説明して、結果奥さんは慰謝料の話はよいと子供の養育費の話になる。
彼は、子供の将来のことを考えて、現在の子供保険を(郵便局)半分にして、その残りのお金で、民間の保険に入れば、自分が死んだときに、年金として毎月お金がおりさらに、入学時にお祝い金が下りるので、保険を変えたいこと。自分がなくなったら、遺族年金がもらえるように、養育費払う。保険会社の設計図を持っていき、説明をする。
結果は、奥さんは、保険の名義を自分に変更してほしいと。
あのね、保険も財産分与なんだけどと、私思うのだけれどね。その保険をほしいと。
新築したばかりの家を売り、そのお金を分けて、養育費を毎月子供が18歳になるまで支払うことになった。
今私が結婚して彼の以前の話を聞く限りにおいて彼は自宅にどのくらいのお金があり、生活費がどのくらいあるか認識していなかったようである。貯金もすべて奥さん管理、自分の結婚前の貯金も全部奥さん管理。ほぼ無一文状態。
私は、離婚すると聞いた時点で、家を買うことを勧める。男が一人安アパートに引っ越しをしたら、みじめになるし、中古なら、家賃並みで済むことができるからと、助言。
彼は、実家にも元奥さんにも言わず、中古の家を購入。まぁ、以前の家は新築だったけれど、今の家は、以前よりも利便性向上。
彼は、私と結婚はしているが、お金は自分管理、彼の給料は知らない。
彼は最初の結婚で、お金を取られたという思いがあるのかもしれない。
彼は、離婚してはや12年。長女がこの度高校を卒業した。本来18歳までの養育費なので、卒業するまで払う必要なかったのだが、彼はけじめとして、高校卒業するまでと。
元奥さんから、3月はいいと連絡があったが、卒業は3月だからと。
私は、日本の男性は、子供の養育費を払う人が少ない中、頑張って約束を守ている彼を、立派だと思う。父親として、えらいと。
次女がいるのでこの子が高校卒業するまで、彼は頑張って払うだろう。
彼は、性格的に難ありのところはあるけれど、責任感やまじめで誠実。元奥さんは、おバカだと思う。よい夫なのに大切にしていれば、幸せな結婚生活が続いたであろうと思う。
さて、彼の結婚、離婚で考えてほしいことは、男性に脅しなどで「離婚届」を使ってはいけない。
離婚したくもないのに、そんなことをすれば男性は傷つく。結婚生活で、信頼をなくすようなことをすれば、必ず、その結婚は壊れる。自分が信じた人選んだ人を、どんなことがあっても、裏切ってはいけない。
本当に離婚したければ、離婚届けは必要ですが。
恋は変わるもの、愛は続けるものである。