猫事情⑪自宅に戻った当日の小鉄の様子。
とても、好奇心が旺盛の小鉄。
その小鉄が、脱走から無事に自宅に帰ってからの様子。
捕獲できた夜は、猫部屋のゲージで休んだ
捕獲器から、自分で出てすぐにゲージに入った。
小さい頃から怖いと、ゲージが安全な場所と認識していた。
旦那は、夜勤だったので0時に出勤。
私は猫部屋で寝ることに。
何故か、私が居なくなると鳴くから。
同じ部屋にいるけれど、ゲージの中なので、抱き寄せてあげることも、以前のように一緒に布団に寝ることもできない。
明日、動物病院につれって行って、健康診断がすむまで。
一緒に寝ていると、突然泣き出す、「アーオン」と「アーオ」と、悲しそうになく。
起きているのかと思って、見ると寝ている。
ああ、怖かったんだ、寂しかったんだと思った。
仔猫の時も寝て寝言みたいに、鳴くことがあったけど、こんな鳴き方ではなかった。「ニャ,ニャァ」と可愛い声で聴いていても、楽しい夢でも見ているのかなと思ったものだ。
でも、小鉄の鳴き方は違う。とても悲しいそうだ。辛そうに聞こえる。
この10日間。小鉄にとってどんなに長い時間だっただろう。
猫の時間は、人間の4倍。人間にとっての10日間は、猫にとっては、40日間だ。
捕獲してから、すぐに私たちのことは認識していて、家に連れて帰ったら暴れることもなく、食事もしっかり食べてくれた。
その一生懸命に、食べる姿を見て、涙が出た。
心細くてどんなに、怖かっただろう。
小鉄は、自分から脱走した訳ではなく、アクシデント。
自分の意思に反しての脱走だった。
そして怖い思いをした。
少しきつい目をしているけれど、私たちを見る目は、可愛い。
朝まで、小鉄が鳴くたびに「ここにいるよ、大丈夫だよ」と声をかけた。
明日は、病院に行こうね。
小鉄、お帰り。