老春時代の満足生活情報発信局(お金と暮らしと占いと人生物語)

還暦を迎え、人生を心地よく過ごし、もっと魅力的人間になる「楽しく楽しく生きる」ヒント探しブログです

日本の高齢者は、不幸せだと思う。どれだけの人が、思い通りの人生の幕引きができているのだろう

特養老人ホームと老健について、思うこと。

 

看護師として、働くなら、老健のほうがいい。

 

皆が皆ではないと思うが、特養は、お迎えを待つ場所だと思う。

 

体調が悪くなっても、治そうとい感じはないから。

 

心不全の症状がでても、診察に行けるわけではないし、褥瘡ができても治療してもらえるわけでもないし。

 

よく施設に掲げている「自宅で生活しているように」「家庭的介護」絶対嘘。

 

だって、家なら、調子が悪そうに見えれば、病院につれていくでしょ。

 

施設では、高熱にならないと絶対に、受診はない。

 

痴ほうや寝たきりで訴えることができないのだから。

 

受診をすれば、持ち出しで、利益がすくなくなるから。

 

老健は、少しは、ましかも。医者がいるので、毎日回診もあるし、異常があれば対応してもらえるから。

 

それでも、積極的治療はしない。

 

特養は、本当に看護師が、高齢者の看護や、観察の経験がないと、悲惨だ。

 

看護師をしていて思うことは、年をとっても、施設には入りたくない。

 

私の場合は、きっと、透析をするようになるだろうから、施設よりも病院かもしれない。

 

お金があったら、自宅でいられるかな。

 

私の祖父は、自宅で亡くなった。往診に先生が来ていた。

 

家族も3世代、10人の大所帯だった。

 

今は、核家族で、女性も働きに出ているから、家で家族を見ることができない。

 

便利にはなったかもしれないけれど、人の関係というか家族の関係が、なくなっているのかな。

 

家出の介護となると、家族には、家族の生活があるわけで、介護をして、それぞれの自由がなくなるのは嫌だから、自分達が、しんどいから、施設に入れるのだろうと思う。

 

金銭的余裕があれば、家での介護は可能かな。

 

専属の介護士を個人で、雇うことができるなら、できるかな。

 

夫の両親が、在宅看護を望んでいる。

 

私は、年が義母と8歳しか変わらない。まして、腎不全の持病があるので、介護なんて無理。

 

夫には、そう遠くの未来ではないのだから、両親ともっとちゃんと話をしてと言っているのだが、のんきなもんだ。

 

自宅を、リフォームして一緒に暮らせるようにするしかないのではと思っているのだが。

それはそれで、色々と問題がある。

 

まだ時間はあるから、対策を考えていこうと思うし、できれば、夫の両親の希望通りに、在宅介護にしてあげたい。

 

施設は嫌だ。

 

現場にいるからこそ、はっきりと言える。

 

胃瘻なんてしてはだめだ。食べれないと言うことは、自然なことで、自分達の気持ちだけで、胃瘻なんてしたら、最悪な状態になる。

 

以前の施設で、職員の義母が入所していたが、一人息子が、胃瘻を希望して、胃瘻をしたが、その息子は、その母親より先に病気で亡くなってしまう。その嫁である職員は、義母と仲が悪く、かなり嫌な思いをしていたらしく、凄く冷たい。

「胃瘻なんてするから、いつまでもくたばらない。私は、反対したのに」と。

この職員は、ケアマネなのだが、ケアマネになる前は、介護士だった。しかし、絶対に、義母の世話はしない。気にもしていない。

 

毎日、仕事で職場に来ても、義母に対して、話しかけることも、部屋に行くこともない。もともと、他人であるのだから、仕方がないのかもしれないが。

高齢者の時代になっても、若いときは、現実として感じないのであろう。看護師として、かかわっていると、日本の高齢者は、不幸せだと思う。