旦那シリーズ #11
親の介護?それ食べられるの?レベルのうちの旦那
ある日、私は旦那に聞いた。
「親が介護必要になったら、どうするつもり?」
旦那の答えは実にシンプル。
「家で見る」
──出ました、思考停止ワード。
「家で見る」って、テレビか?YouTubeか?
現実の介護は、再生ボタン押せば終わる話じゃないんだよ。
机上の空論オトコ
義父が介護必要になったらどうするのか。
義母は車の免許なし、妹は県外、頼れるのは長男=旦那。
でもこの男の頭の中では、「家で見る」=魔法の呪文らしい。
家はバリアフリーでもない、車の運転もできない。
その現実を指摘しても、返ってくるのは「……」か「まあ、なんとかなるやろ」。
なんとかなるわけないだろう。
アンタがなんとかならないからこっちが胃薬飲んでんの!
コミュ力ゼロ親子
旦那と義両親は言葉が足りない。
会話はまるで暗号。
結婚してることすら隠してるから、私は存在しない設定。
なのに義両親は「困ったら息子が助けてくれる」と思っている。
──いやいや、助けられるわけないでしょ、この理解力ゼロ人間が!
むしろ、こっちが介護申請したいくらい。
未来の私のシナリオ
最悪の未来はこうだ。
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旦那が実家に戻って「介護戦力ゼロの長男」を演じる。
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私は一人暮らしで平和を取り戻す。
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もしくは、この際スッパリ離婚して自分のマンションに帰る。
……うん、この3番が最強に魅力的。
だって私は腎臓病持ちで還暦過ぎ。
他人(=義両親)と今さら同居なんて、拷問以外の何物でもない。
男ってなぜこう?
男ってどうしてこうも介護を「他人事」と思えるのか。
「家で見る」で済むなら、介護施設も訪問看護もこの世に存在しないわ!
私の息子たちも「母さんがボケるなんて考えられん」と言う。
いや、ボケるよ。誰だって老いるの。
むしろ今から全力でボケる準備体操してるわ。
まとめ
旦那に「介護」を聞いても返ってくるのは薄っぺらい答え。
それを聞いている私はただひとこと思う。
あんたのほうが先に介護必要になるんじゃね?