「アメリカだから国番号は+1?……と思った私のちょっとした勘違い」
スマホに電話がかかってきたとき、番号の最初に「+81」などと表示されることがあります。
日本の国番号が「+81」なのは知っていました。
そこでふと、
「アメリカは国番号が+1だったよね。じゃあ、+2はどこの国?」
と思ったのです。
ところが調べてみると、「+2」という国番号の国はありません。
「えっ? じゃあ+2は?」
実は「+2」から始まる番号は、アフリカの国々などに割り当てられています。
たとえば、
+20 エジプト
+211 南スーダン
+212 モロッコ
+213 アルジェリア
+216 チュニジア
という具合。
つまり、国番号は「+2」「+21」「+212」というように、数字の組み合わせで国を表しているんですね。
そして、ここでまた疑問が。
「じゃあ、どうしてアメリカは+1なの?」
まさか……
「アメリカだから、一番!」
……なんてことではありません(笑)。
国際電話番号は、世界を地域ごとに分けて番号を割り当てています。
大まかに見ると、
+1 北米・カリブ海地域
+2 アフリカ
+3・+4 ヨーロッパ
+5 中南米
+6 東南アジア・オセアニアなど
+7 ロシアなど
+8 東アジアなど
+9 中東・南アジアなど
という地域分けになっています。
だから、日本の「+81」も、
「日本が世界で81番目だから」
という意味ではありません。
「+8」の地域の中で、日本には「81」が割り当てられているということ。
ちなみに、
日本 +81
韓国 +82
中国 +86
となっています。
日本と韓国は数字が近いのに、中国は+86。
「なるほど、国番号にも地域ごとのまとまりがあるんだ」と、ちょっと面白くなってきます。
そして、もう一つ意外だったのが、+1はアメリカだけではないということ。
アメリカやカナダだけでなく、バハマ、ジャマイカ、プエルトリコなど、北米番号計画に参加している国や地域も「+1」を使っています。
つまり、
「+1=アメリカ」ではなく、
「+1=北米番号計画のグループ」
ということなんですね。
今回、何気なく「+2ってどこの国?」と思っただけなのですが、調べてみたら、電話番号にも世界の通信の歴史が詰まっていることが分かりました。
そして私は最初、
「アメリカが+1なのは、やっぱり自分たちが一番だと思っているから?」
なんて思ってしまいました。
……はい、ちょっと偏見でした(笑)。
でも、こういう「知らなくても生活には困らないけれど、知ると誰かに話したくなる雑学」って、私は好きです。
スマホに表示される「+81」や「+1」。
次に見かけたときは、ただの数字ではなく、
「この数字にも、世界の電話網の歴史があるんだな」
と思ってしまいそうです。