再々婚の条件。
私と夫の結婚は、ちょっと変わっている。
一番変わっているのは、夫の両親が、結婚をしていることを知らないことだ。
それは、夫と結婚するときに、私の希望だったこともある。
50歳になろうかという私、そして最初の結婚で、離婚した原因は、嫁姑問題。
そして、自分にまだ学校に行っている子供たちがいることも。
夫が、結婚に対して凄く執着していたので、夫には、籍を入れるのは、子供が自立するまでは、名前が変わる結婚、籍はいれない。
私の中では、5年後には別れているかもしれないし、結婚をあきらめてくれるかもという気持ちがあった。
離婚した時から、子供を育てること、まだまだ、お金がいるので、他の人との結婚は考えられない事。
夫には、結婚を今しても、生活費は出せない事。
そして、旦那が私よりは、14歳年下である事。
私に持病があり、もう無理ができない事。
最大の原因は、夫の家族が、夫の離婚原因は私のとの不倫だと思っている事。
同じ職場で、働いていたことで、ダブル不倫をしていると言うことが噂になってしまった。
と言ってもその当時、私は離婚をしていてシングルマザーだったけど、そのことは職場の人間は誰も知らなかった。
離婚したばかりの私にとって、4人の子供を育てるの一生懸命だったから、恋愛をしたいとも思っていなかった。
ただ、私の見た目は、40代後半だったけれど、28歳から30歳にしか見えない。4人の子供がいるようには見えない。
他人が見ると、お洒落で自由で、生活をエンジョイしているように見えていたと思う。
ただそれは、遺伝で若く見える家系だから。母も、美魔女だったから。そんな母を見て育った私は、お洒落をすることが好きだし、奇麗な母のようにいつまでも若々しくしていたいと思っていた結果だから。
プライベートと仕事、公私をきちんと分けていた私は、自分のプライベートを一切はなさない人間だった。
そして夫も、自分のプライベートを話さない人間だった。
夫の元妻が勤務先に電話をかけてきたことから、職場で「ダブル不倫」という噂になる原因になった。
夜勤明けなのに「夫がまだ、仕事から帰っていないのですが」というような電話だったらしい。
そしてその電話を聞いた人のプライバシーを、知りたがる職員が、私が夜勤相手、これは二人が一緒だと言うことで、「不倫」をしているという構図ができ、あっという間に、広まってしまった。
自分の知らない所で、勝手に噂されていると思っていないから、私の態度は変わらない。
夫とも他の職員の男性とも、変わらない態度で仕事をしていたのだけど。
問題は、夫。夫は、無口で、笑わない人なんだけど、私とは笑って話をしたりするから、余計に誤解をしていく人が多かったみたいだ。
色眼鏡で見てしまうと、妄想の世界に引きずり込まれるのかもしれない。
私が、うわさのことを知った時に、同僚の看護師に聞いたら、衝撃な答え。「だって年下の男との不倫ってはやっているから」
はぁ~、それだけのことで勝手に事実確認もせずに、うわさ話で、他人を傷つけるのかと。
人のうわさも75日と思っていたけれど、うわさはどんどん、エスカレート。
看護部長にまで疑われ、看護部長に至っては、うわさ話を否定しに二人で行ったけれど信じてもらえなかった。
そのため、看護部長からは、しっかりとパワハラを受けましたよ。
ひどかったのは、、友人たちと自宅で、パワーストーンブレスを作っていた時に、電話があり、「そこに○○君、いるでしょ。靴のサイズを聞いてちょうだい」と看護部長から連絡があったこと。
私はブチ切れてしまい「何でここに、○○君がいるのですか?私の家ですよ。今いるのは友人ですが、変わってもらいましょうか?」
後でわかったのだけど、夫は、看護シューズの注文サイズを記入していなく、その日が注文最終日だった。看護シューズはその当時一年に一回配給だった。夫は、まだ、シューズはしっかりしているから今回は注文しなくてよいと思い記入していなかったらしい。
それで、自宅に連絡したら夫は出かけており、私も休みだったので一緒だと、私の携帯に連絡をしてきたのだった。
病院からの連絡は、普通、自宅にかかってくるのに変だなと思ったのも、それで納得。外であっているから、私の携帯に連絡してきたと言うこと。
私が、看護研修に出かけた翌日に、職場で、看護部長から、「昨日○○君と一緒だったのではないでしょうね」と。
何を言っているのだろうと思ってしまった。だって、看護研修は、他にも3人の職員と一緒だったから。それに、夫はその日の仕事は準夜、仕事が終わるのは、夜中。
私は、体調のことも考えて、研修会場のホテルに前日に泊まっていた。そしてそのまま、研修会場で他のメンバーと合流。夕方まで、きっちりと、研修を受けていたのに。
夫は、夜中仕事が終わってから、自宅に帰らなかったらしく、職場に朝から連絡があったらし事で、私に看護部長が、質問してきたということ。
でもね、私が受けに行った研修場所に、夜中仕事が終わって、来るとしたら、車で3時間。だって、電車はは知っていませんから。そしたら、夜中の3時は過ぎますよ。
普通に考えても、私と一緒って。
夜中に来て、私の研修が終わる夕方まで、○○君は何をしているのだと、私は思わず考えてしまった。
人間って怖い。否定をしたのに本人の言うことよりも、うわさ話を真に受けて行動をするなんて。
こんな人が上司なんて、情けない。悔しいと思った。
だから、うわさ話が、本当であったというような行動はしたくなかった。
夫は、本当に私に対しては気に入ってくれているのは仕事をしている時から感じてはいたけれどそれは、先輩看護師と言うことと、受け止めていた。
ただ、話をしていることで、夫の家でのトラブルも少しずつ知っていたので、妻から離婚話が出ていることも、自分は話をしようとしても聞いてくれないと。
私は離婚を二度もしていることや、以前に生命保険の外交員をしていたことで、司法書士の先生を知っているので相談したらと、紹介したことがある。
結果、夫は離婚調停をして離婚をすることになった。
そして、離婚後、夫から交際の申し込み。
私は結婚する気はないけれど、友人としてなら付き合っても良いと。
歳をとってから嫁と姑の付き合いなんて、面倒と思っていた事。
ただ、夫は離婚で、精神バランスを崩しているのは感じていたので、友人として、付き合ってもいいと考えたのが甘かったなと、今は思っている。
私に対する依存と執着がこれほどまでになると思わなかったから。
結果、5年してもあきらめず、私に事情もあり籍を入れることになった。
仕事をやめた。身体の調子が悪くなっていたのが最大の原因で、職場は、定年退職後のパート職員はいるけれど、それ以外のパート職員を取らない所だったこともあるから。
うわさ話でしんどい思いをするのはストレスになる。これは経験したからこそ。うわさ話に付き合うだけの気力がない事も。
これからの私たちの再々婚の形に代わるのかは、未知数。
最近は、夫の義両親の介護のことも視野に入れて考えているから、どこかでは、私たちの結婚を夫の両親に話すことにはなるだろうな。