保護猫活動終盤。
野良猫の子供を見つけて、餌付けをして、一匹ずつ捕獲して、最後の捕り物。
母猫の捕獲。
猫カフェから、捕獲機を貸し出しをしてもらってからの、猫の捕獲はあっという間だった。
8月の第一土曜日に、貸出してもらって、その日に、一匹。
次の週の月曜日に、一匹。
火曜日の朝に、一匹。
火曜日の夜に、母猫。
野良猫親子は、私たち夫婦が見つけた時は、5匹の子猫と母猫。
一匹は、交通事故で亡くなっていたと近所の方が話をしてくれた。
4匹の子猫と母猫の、捕獲が始まった。
始めの一匹は、手製の捕獲機で、なんとか捕獲できたが、一晩中、捕獲機に入るタイミングを、逃してはいけないので、体力気力が持たなくなった。
地元の保護猫活動の団体に連絡をして、捕獲機を借りることができた。
ここからは、一気と言ってもよいくらい、捕獲機を置くたびに、保護をすることができた。
保護した子猫を、そのたびに病院につれていき、健康診断。
野良猫ちゃんのため、みんな、何かしらの寄生虫が、おなかにいる。駆除薬を飲んで、ノミとりの薬を塗布してもらい、ワクチン接種の予約。
予約した日の朝に、もう一匹捕獲でき、慌てて、二匹の診察をお願いしたり。
そして、夫と三度も、捕獲現場を見ているから、母猫は、保護に時間がかかるかなと言いつつ。捕獲機を設置。
まさかの捕獲。
え~っ、明日、動物病院、お休みなのに。
夫が、捕獲機を持とうとすると威嚇はするし暴れるし。
夫はパニック状態。
本当に捕獲活動をしている方、尊敬します。
さて、さて、私も手伝い、二階の猫部屋に、運んだ。
捕獲機から出せない。
母猫も怖いだろうが、私たちも怖い。夫は特に、びびってしまっている。
餌は、捕獲機の中の物を全部食べているので、夜のご飯は心配ないし、今日は、そっとしとこう。
その夜、もらい先が決まっている、女の子の猫ちゃんが、母親のところに行こうとして、ゲージの中で大暴れ。
ゲージといっても、100円ショップのネットで作った仮寝床。
鼻をすりむいている。
次の日の午後にお迎えに来てくれることになっていたが、急遽、連絡をして、本日迎えに来てほしいと、お願いする。
母猫から離さないと、このままでは鼻の傷がひどくなる。
この子猫は、マンソン列条虫に感染していることと、先生から、猫風邪などのウイルスに感染してはいけないので、隔離を言われていたので、ホルード状態でビニールで壁を作り。
隔離部屋にしていたのだけど、母猫が捕獲されてから、母猫の側に行きたがり、私たちが、猫部屋から出ると暴れる状態。
昼間は、ゲージに頭をぶつけたりするところは見ていなかったので、夜中に、のぞいてゲージの中の散乱ぶりにも驚いたけれど、擦り傷に、唖然。
写真を送信して、広いゲージに移し、母猫から離せば、大丈夫だと言うことを説明し、おねがいした。
二つ返事で、ご夫婦で、仕事が終わり次第迎えに来てくれることになった。
里親ご夫妻は、保護した時の写真でひとめぼれをされて、とても気に入ってくれていた。
更に、対面をし、母親そっくりなので、大人になった時の成猫の姿も、想像できたことと、写真よりももっと美猫だと、感激していた。
対面した日に、譲渡する日を、決めてその日は、迎える準備をすると帰られた。
その後写メを、送ってこられ、ゲージやミルク、餌など準備したものを、教えていただいた。
ご主人は、お迎えの翌日の仕事を、休みを取っていた。
慣れるために、お迎えした次の日は一緒にいたいと。
後で聞いたら、ご主人は盆休みで、お迎えをする日から5日間盆休み。
奥様は看護師なので、お迎えの日は休みだが、次の日から仕事で、夫のほうになついて自分になつかなかったらと心配していた。
急遽お願いした日の約束の時間よりも早くに、来てくれた。
怪我をさせたことを誤った、もう、譲渡すると決まった時点で、預かり猫という感じだったので、本当に申し訳ないと思った。
お渡しするときに、奥様に、タオルで包んだ子猫を渡した。
私の勝手な思い込みかもしれないのだが、自分を家族として迎えてくれると思う人に触ってもらうと、その猫はその人を特別な人と認識すると思っている。
先住猫の茶々も私が一番で、夫にはちょっと距離感がある、だから、寝るときも私と一緒。
息子の家の猫も、始めに家に連れてきてくれた次男坊は特別なようで、他の兄弟とは、違う信頼を置いている。次男坊の猫である。
ちょっと言えば、世話をしたのは三男坊なので三男坊との関係は親子みたいというか、三男坊は自分の物。
次男坊に対しては自分はあなたの物という感じ。
なので、奥様が心配していたので、奥様に抱いてもらった。
膝の上にのせて、それはそれは、愛おしいという感じ。
子育ても終わり、仕事も定年退職予定、自分は趣味もなく、夫と違って引きこもりだからとい言っていた。
まだ慣れていない子猫だったけれど、奥様の膝に抱かれてじっとしていた。
少し動いたのでそのままキャリーに入れていただいた。
ご夫婦とも初めて猫を飼うと言うことだった。
色々なことを質問され、連れて帰ってくれた。
このご夫婦、猫を飼いたくて、保健所や愛護団体にも行ったけれど、年齢が二人とも60歳を超えているため、譲渡してもらえず。
野良猫が捕まれればいいなと猫探しドライブに言ったり庭に餌を置いてみたりしたと言っていた。
その話を夫から(夫と奥様は同僚)聞いていたので、子猫を保護したら飼うかを聞いてもらったら、八割れでサバトラが欲しいと。
この時にはさすがに、え~とペットショップじゃないのだけどと心の声が。
この時、母猫がサバトラの八割れ猫だった、子供の中に母猫そっくりのこどもがいる。
母猫の写真が取れていたので、母猫とそっくりの子供がいるけれど、この猫の子供でよかったら、捕獲を頑張ってみると伝える。
そのことを伝えた日に、子猫をゲット、実を言うと、この子は、用心深く保護器には、なかなか入らないのではと思っていた。
なのに、里親に話をした日につかまるなんて、やっぱり「縁」かなと思った。
そんなわけで、写メを送って、ひとめぼれということになって、譲渡。
さて、そのサバトラの子猫がつかまり、病院につれていく朝、白い子猫のが捕まる。慌てて、病院に連絡二匹を連れて、病院へ。
その日の夕方、母猫は、子猫の捕獲を見ているから難しいかなと思いつつ、捕獲機を設置。
一時間もしないうちに、捕獲する。
こうして、野良猫捕獲は終了する。
今回捕獲することになったのは、五匹を見た時に、自分達の欲しい猫がいた事、夫の同僚が猫を飼いたがって探していることを聞いていたこと。
家で飼うなら、三匹は、飼っても大丈夫と夫と話をしていたこと。
近所の人も、一緒にこの親子を、見守っていたこと。
長男が、里親になってくれることを、了解してくれていたこと。
里親の目安があったことが大きい。
実際に、野良猫を保護して思ったことは、大変だと言うこと。
先住猫の茶々がいるので相性も心配だった。だから、子猫と思った。
捕獲するには、行動範囲が広くて、いつも色々なところにいた。
いるところが他人の家だったり、毎日場所を変えるので、捕獲することができない。
餌付けをすることにした。
上手く毎日決まった時間に、餌を食べに来てくれるようになった。
そのころに、この子たち全部捕まえたら、どうすればいいの。
動物愛護センターに、相談したら、捕獲した猫は引き取らない、里親を探すお手伝いはする。
このことは、愛護団体も同じで、捕獲はしない里親を探すサポートはするし、捕獲機は貸すだった。
愛護センタ―で、地域猫のことを聞いたが、私の地区はしていなく、地域猫は町内会が中心にすると言うことを教えてくれた、地域猫の活動をするかは、町内会と相談してほしいと言われる。
勝手に野良猫に餌をあげると地域の人に迷惑がかかると言うことだ。
え~っ、じゃあ野良猫がいても、見てみぬふりをしないといけないと言うことか。
私は、母猫を避妊して、元の場所に戻したいと思い、愛護センターに聞いたのだが、地域猫と言うことになるので町内会の人と相談をして、餌は誰が管理するか、排泄の世話などの分担がいると。
これはだめだわ、だって私は町内会に入っていないから。腎臓病があるので、地域の活動は無理、お祭りや運動会茶話会など、他人の世話をする余裕がない。
性格が、一度引き受けると、頑張りすぎる自分がいるのできっと身体が悪くなっても、無理をする。
だから、そのような特別な役割は今の自分はだめだと、戒めているから。
色々な情報を知って、餌付けをした責任も取らねばと思い、今回は野良猫親子全員確保にした。
無事に、確保ができたけれど、初めて見た五匹から二匹が脱落。
もっと早くに、頑張っていたら良かったのかもしれないが、これも「縁」かなと思っている。
野良猫の確保って、子供の頃よく捨て猫や犬を拾って帰って、家人に捨てて来いと言われたことのある人は多いと思う。
私も、よく犬を連れて帰っていた。
でも、このように母猫が一緒にいる猫の保護は大変。
なつかないし、母猫の教育がいいので、人間に対して、警戒心が半端じゃない。
ユウチュバーの保護団体の人が捕獲の動画を上げているが、後が大変。
病院につれていったり里親を探したり。
今回私も、野良猫捕獲をしたけれど、もうしない。
個人ではできない、限界がある。
正直、怖い。だって、とびかかってくるし威嚇するし。
そんな猫を(成猫)キャリーに入れることさえ、汗だく。
子猫も捕まえようとすると必死で、かまれてしまい、流血した。
猫の捕獲をして、本当に猫を欲しい人に譲渡できてよかったと思っている。
同じ職場の人で、気心も知っているので。
診察をして、ノミ取り、検便、健康状態、ワクチン接種の予約、最後は避妊、去勢手術と、お金もかかる。
一匹に最低でも、4万はかかる。これを個人で、負担するには、大きな出費だ。
そのため私の家でも、三匹までかなと思っている。
猫の保護は、家族と同じ扱い。
だからこそ安易に、手を出していいわけではないと思った。
猫捕獲経験だった。