人間関係にすぐれた人は、常に相手のことをを考えて行動していると言われる。
しかし、相手のことを考えても、相手の考えていることや思いなど、わかるわけがない。
相手のことを思いやるのは、良いことかもしれないが、ともすれば、いい人を演じてしまい、自分自身は、不満だらけになる。
私個人の考え方だが、人間関係において、自分が不愉快にならない行動をする。
人間というものは、必ず他人が見ていることで、どのように思われているかと評価を気にする。
自分の行動の良しあしを、他人の評価で、点数をつけて悩まなくていいものにとらわれる。
看護師時代に、仕事ができる人と認識をされて頼りにされていたが、私自身の仕事のスタンスは、定時に帰る、サービス残業はしないだった。
そのため、自分がイライラすることを避ける行動をしていただけだ。
それは、けっして他人のことを考えての行動ではない。
看護師の仕事は(会社などすべて組織と形)チームワークである。チームの仕事が終わらなければ、帰ることができない、自分の仕事が終わっていても、帰れない。
看護の仕事は、日常の業務以外にも、急な仕事が入り、仕事が増え、予定が狂うことがしばしばだ。
それでも、サービス残業はしない方向に、仕方なくしたとしても30分。これ以上は絶対に嫌だ。
このような考えで、仕事をしていた。
チームリーダだったので、その日の業務プラス、急な対応の時間を設定していた。
人間は、人それぞれで、仕事が遅い人もいるし、自分にとってはなんともない仕事量でも、こなせない人もいる。
仕事をする為に目標があるわけだから、それ守りたいしそのほうが気分が良い。
なので、他人の仕事を把握しどの程度進んでいるかを気にかけていた。
要領の悪い人、まじめにしている事が、愚図になって他人に、迷惑をかけていることがわからない人。
そんな人に対して、腹を立てて怒って「まだできていないの」というよりも自分が手伝ったほうが早い。
手伝ってもらった人は、感謝したり、リーダーは仕事ができるし優しいという評価になる。
私自身は全然相手のことを考えているわけでない。自分のことを考えての行動だ。
相手のことを考えるなら、最後までさせてあげたほうが、仕事を覚えるし、早くできるように指導してあげたほうが、その人のことを考えているのだと思う。
仕事中に、イライラするのは嫌だし基本、終わり良ければ総て良しの考えだ。
感情の起伏が激しいこともわかっているので、極力、他人のことは考えない。
他人に合わせたり、他人に気を使って、仕事はしたくない。
社会に出れば、歳も違い、考え方も性格も、千差万別。そんな中で、すべての人に合わせて、この人にはこのようにあの人はこうだからなんて、やっていたらこっちの身が持たない。
だから自己中心で仕事をやっていた。
この自己中心は、他人を無視するというようなことではない。
必要以上に構わない、自分に火の粉が飛んでこないように、していただけだ。
あいさつはきちんと、何事も面倒ぐさがらない、怒らない、不機嫌な顔はしない。どんなに忙しくても、話は聞く。優柔不断な態度はとらない。
そして、いつも「私は、楽しく仕事をして、みんなで定時に帰りたい。今日も残業はしない」と口に出して言っていた。
そのおかげもあって、仕事の遅い人は遅いなりに、チームのメンバーも助け合っていた、だって、仕事の終わる30分前には、仕事のチェックをして残っている仕事はみんなでやっていたから。
他人とかかわるのであれば自己中心でいい。
他人の気持ちや、その他のことで助けようとしたり助言をしたら、いらぬお節介と恨まれるのが関の山。
自分のしたい事を言い、そのしたい事のために行動する。約束したことに、宣言したことを守るための努力をする。
人間として優れた人になる必要はない。
個人ができることなどたかが知れている。
他人のことを考えても、その相手は、人のことなど考えていない。
仕事のできない人ほど、自分のことばかりだ。できないから、無能と言われる、嫌われる、怒られると、努力も前向きにもならずに、自分のことばかり。
できないのであれば、できないと言えば済むことを、声をかけることができない。頼めない。声をかけてくれるのを待っている。
こんな自己中相手に、相手を思いやってなんて考えていたら,夜が空けてしまうと思うべし。
自分を大切にすることで仕事は円滑に進む。仕事でイライラしないように、、楽しく仕事をする。
できない人を指導するとか伸ばすとかは、学生だけで十分。
学生なら、これからなんだから仕事を教えなければいけない。
しかし、経験があり学生でないのであれば、手とリ足とりするのは時間の無駄。
仕事ができる人は、自分中心でいい。
相手を思いやる行動は、礼儀として、礼儀を守ればいいだけだ、
礼儀ができていれば特に相手のことを考える必要などない。
人を不愉快にさせなければいいのだから。礼儀をもって接すればすべて丸く収まる。
自分がされて嫌なことはしない、必要以上に、親しくならない。
一線を超えない。
悪口は言わない。
いつも変わらない。
人生は、一度きり他人に迷惑をかけないようであれば、自分中心の人生でいいじゃないか。
そのほうが、楽だ。他人に左右されないし、合わせることもない。
人とかかわるなら、自己中心であれ!