「話すのが、苦手なんです。どうしたら上手く、話せますか?」
息子が会社の後輩が、話下手で、営業なのに、会話が面白くないと言ってきた。
最近、後輩の愚痴?をよく話してくれる。
先輩として、何とかしてやりたいと思っているようなのだが。
なんて言ったの?と尋ねたら。
「とりあえず、他の営業所の女子社員とお疲れ会するんで、つれって行ってみようと思う。」
「男の目から見いてもダサいし、それが自分で気づいていないのか、センスがないのか?女性からの目線で、指摘してもらったら、少しは、変われるかなと思って。まぁ、女子営業の人も、ダサいと思っているからそれとなく、言ってくれると言っていたから」
「彼って、営業職は初めてなのかな。スーツって、大学出て就活の時以来じゃないのかな。」
「暗い、ヘアスタイルがよくない、身体にあってないスーツだし、清潔感がないように見える。営業職として、見た目が悪すぎる。もう、服に着られている感がゆがめない。」
「色々と、突っ込み満載だね」
社内報で、彼の容姿は、知っているので、差もありだな思いつつ。
「自分に、自信がないことも、あるのじゃないかな?」
真面目で、融通が利かず、頑固、頭はいいけど、思いやりにかけるというか、人とのコミュニケーションがとれない感じ。人付き合いに、苦手意識がある。
人の視線は気になるが、友人が少なく、相談する人がいない。学生時代も目立たない人。集団の中の一人。負もなく可もなくならいいけど、好感を持たれるというよりは、アッ、いたのねという印象。
話をしたことがないので、全部がわかるわけじゃないけど。
本人は、部長や息子の言っていることを、改善しようと思っている様子なのだが、どうしていいのかわからない。
話が続かない。話が長い。肝心なことを言えない。
息子からは、彼はの不満が、同じことばかりだが。
話ができない人っは、どう思われるだろうと考えてしまって、話ができない。
コミュニケーションが、取れない人は、何をしゃべっていいかわからないという人が多い。
私は、占いカウンセラーなので、人の話を聞き、話すことと伝えることが仕事なのでだが、初めての相手だと、緊張もするし、どんな相手なのか、どんな話かけをしてあげたら良いか、凄く怖いと思うこともある。
自分のことを知らない相手と話すときは、受け入れてくれるかどうかわからないわけだし、相手も同じだと思うことも大切。
仕事だと、相手が求めているニーズに答えることができれば、良いではないか。
昔、保険の外交をしていた時に、保険って、ほとんどが、話をする前から、拒否られる。チャイムを鳴らして、会社名を言っただけで、門前払い。
そのことを経験している私としては、物を買いに来てくれる人には、その人が望むものを、提供できれば買ってくれるのだから。その人の求めているものを提供すればよいではないかと思う。
コミュニケーションが取れない人は、自分からあいさつさえできない人がほとんどである。
私の夫が、そうである。一緒に働いた頃、夫が詰所に入ってきた瞬間、
「ちょっと、声を出したら、あいさつしても聞こえないようなら、してないのと一緒だよ。無口でも、いいけど声を出すときくらいは、聞こえるように言って。もう一度、どうぞ。」
文章にすれば、ちょときつい言い方に聞こえるけど、夫は、私のことを気にいっていたので、照れたような顔と困った顔をして、「おはようございます」と。
夫の場合は、何というのか、背が高いこともあって、存在感はしっかりとあることと、自分からはコミュニケーションはとらないけれども、頼まれたことは、きちんとするし、自分から言葉はかけないけれど、他人の仕事もそれとなく手伝う人だったので、嫌われてはいなかった。
ただ、喋らない、笑わないと言うことで、ミステリーな人だったので、反対に周囲の人からは見られる、気にされる人。
ある意味ちがった意味で、注目人。
コミュニケーションは、人付き合いだと思うが。
コミュニケーションが取れない人は、必要以上に自分を卑下したり、過小評価している人が多い。自分は他人に、好かれない人間だと思っている。
どんなに、コミュニケーションが取れる人でも、他人を怒らせることもあるし、嫌われることもある。
- どんな人が、コミニケションがうまくて人付き合いがうまいというのだろう?
マニュアルがあるなら見てみたいし、聞いてみたい。
コミニケションの取り方なんて、人それぞれだ。
自分のやり方を、見つけるしかないと思う。
コミュニケーションが取れる人と同じようにしようと思っても、その人ではないのだから、同じようにはできないだろう。
他人と同じようにしても、まねるだけでは、継続性にかけて、結果、コミュニケーションが取れなくなるだろう。
自分らしさで、いいじゃないか。
真面目で無口でならば、「話すのが苦手なんです。でも聞くのは好きです。」といえばいいじゃない。
「でも、質問してくれれば、話せます。答えることが嫌わけでも、話をしたくないわけではないです。話題が、少ないかもです」
自分が苦手だとか言えば、相手はそうなんだと思ってくれるから、必要以上に気を使わなくていいだろう。
コミュニケーションを取るには、まずは挨拶と笑顔が基本だ。
話がうまくできない人は、漫才コンビを見ればよい勉強になるのではないかと思う。
話の掛け合いで笑いを取るのだから、そこから学びはあるだろう。
しかしである。
コミュニケーションをうまくやろうと身構えていては、結局のところ、こんなことでは嫌われる、嫌がられたのでは、面倒がられたのでは、と考えてしまうのではないだろうか。
継続して付き合うことが大切なんだから、適当でいいと思う。自分のことを分かってくれ、相手のことが理解できれば、長く付き合うことができる。
人間関係で、コミュニケーションは大切だけど、人との関係は、話すのが下手だとか上手いと皮関係がないと思う。
誰かを見て、この人はコミュニケーションがうまいと思うなら、ある意味その人の人間性、他人に対する思いやりがあるからではないかと思う。
知人から、私はおしゃべりで物怖じしないくって、言いたいことを何でも言う人、人付き合いがうまい、コミュニケーションが取れる人と思われている。
実際の私は、一人が好きで、友人は少ない。自分自身は、面白みのない人間だと思っている。
実際、家にいると、仕事場で、無口で通っている夫のほうが、よくしゃべるしくだらないギャグや下ネタを言っている。
私は聞き役。
本来喋らなくていいのであれば、全然喋らない。
昔仲の良い友人がいたが、彼女も無口で遊びに来たのに、二人で本を読んで、夕方まで過ごし、「またね」なんていうこともあった。
コミュニケーションを絶対に取らないといけないと身構える必要はないと再度言いたい。
気楽に適当でよいではないか。必要であれば、話せばいい。
大事なことは、いくつかある。
ひとつは、あいさつはする。返事はする。
そこにいなければいけないのであれば、下を向かず、顔を上げて笑顔を忘れない。
見た目は必要、清潔感だ。だらしないかっこや不潔なかっこは、もうそれ自体が、NGだ。
最低限度、あいさつ、返事、笑顔、見た目だ。
人は、暗い人や何を考えているかわからに人に対しては、警戒心を持つ。
いつ話しかけられてもよい雰囲気でいればいい。
営業の仕事で、話すのが苦手なら、質問されたことに対して、誠実に答えられることを意識すること。
簡潔に説明できるスキルを先輩たちから、取り入れ自分ように変えていくことではないかと思う。
自分に合った付き合い方ができるようになれば、コミュニケーション能力は上がる。
コミュニケーションは、人付き合いだ、うまいも下手もない。