12年前の他のブログから。修正記載。
最近、自然災害で亡くなる人が多い。
フッと考えてしまったのだけど、もし、4人の息子達の誰か一人しか助けられないとしたら、私はどうするだろう。
これは、誰をなんて選べないだろう。
きっと、自分の命と引き換えでも良いから、4人の子供の命を助けてと思うのだろう。
今は、とにかく逆縁の不幸など起こらないことを願い、私が先に自分の人生を生きていこう。
私は自分の人生を自分で終わらせる。
四人の息子の足かせ手かせになるつもりはない。
この子たちの母でいられる事が幸せなのである。
50歳を過ぎ、お子らから半妖怪人間などと、言われる母。
時々、いや~最近はよく考える。
若い頃は「人はなぜ生きるのか」「私はなぜ生まれてきたのか」なんて考えていたけど。
最近は「いつ私の人生はおわるのかな」「今日が終わると言う事は、死ぬ日が近ずいたのだな」
友人が、去年癌で突然亡くなってから、特に人はいつか、死ぬ。私もいつか、死ぬ。
若い頃より、「死」を身近に考える。
どんなに考えても、今までの過ごしてきた年数は生きられない。
あと何年だろう。長くて25年から30年か。いやいや、これは長いかも。
もしかしたら、15年かも。
つい先だってまでは、死ぬ事は、あまりこだわっていなかった。
後悔するようなこともないし、これといってしたい事もない。
幸せな人生だなぁと思っているから。
だけど、今年6月に3度目の結婚をしてから、少しでも長く生きていたいと思うようになった。
そう、彼のために。
子供たちは、自立して家庭を作り人生を作っていく。
母としては、見守っていくことが、今の私の母の仕事だと思う。
親としての思いは伝えてきたから。
たくさんの思い出やお子らから、とても幸せな母でいさせてもらえているので。
本当に後悔はない。
夫との生活は、短いだろう。そんな時間のなかで、夫に対して、どれだけの思いを伝える事ができるのだろう。
幸せが、時間ではないかもしれないけど、時間がないと思うと「死」はこわい。
最近、久しぶりに本を買った。(半沢直樹のテレビ放送の頃ですから何年前かな)
いつもは、古本がほとんどなのだが「池井戸潤。ロスジェネの逆襲」を読みたくて。
倍返しの言葉と堺雅人のテレビドラマ。家にはテレビがないので、偶然パソコンで、みた。
ドラマを見た時は、倍返しの言葉どおりに、勝つ。
ひさしぶりに、面白いドラマだと思った。
最終回をみて、本屋に行き「池井戸潤。ロスジェネの逆襲」をみつけた。
立ち読みをしていたが、ゆっくり読みたくて、買った。
自分の仕事にプライドを持つ。人のために働く。
看護師の仕事をしている時に、いつもそう思って仕事していたが、辞める時にある意味会社というものはこんなものだと。
子供の頃は、誰かの為に何かを頑張ることが好きだった。
だからこそ、看護師になったのかもしれない。
でも、どんなに相手や周りの為にと思っても、評価さえないことや裏切られることがある。
頑張っても、報われないことがある。
自分に、自分がしたかったからしたんだと。後悔はないと思う事にしているが。
いつのまにか、疲れてしまった。
腎臓が悪くなり、リタイヤした。
誰かの為にということができなくなり、自分の体なのに思うようにならない。
看護師の仕事に対する、不完全燃焼があった。
そんな思いがあり、この本を読んだ時に、本の中の出来事で、半沢直樹のような考えの人が、世の中にいるのかという疑問はあるが、正しい事は正しいと言える事。
ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること。
自分のしてきたこと、もっと働きたかったでも、働いていた私はひたむきだったじゃないかと、この本を読んで、思った。
全てが成功することばかりではないけど、そのとき一生懸命出来る限り頑張っていた自分がいたじゃないかと、思えた。
この本のおかげで、不完全燃焼であった自分の気持ちが軽くなった。
自分が生きていく中で、自分に嘘をつかないと、今までいきてきたしこれからも、変わらないだろうと思っている。
半世紀生きているからお子らに、半妖怪人間といわれる私。
子供のころに、母と姉に、「もう少し、まるくなりなさい」といわれたことがある。
そのときに○は○、△は△、□は□でなにがいけないの。黒は黒、白は白と言いたいと思った。
今でも気持ちは変わらないけど、変わったのは他人との付き合い方。
距離を置く事が多くなった。
元来お節介でのめり込むタイプ、後先考えずに一生懸命になって、他人はたいして気にしていない事に気づかず、馬鹿をみる。
前向きに物事を考える。行動を起こすその後の結果は、悪くても自分がしたかったからしたんだと思う。
後悔したくないから、自分をごまかさない。
いつも幸せである。
人生に感謝する。
自分を大切にする。
フム、フム。なんだかんだと自分を見つめる記事になったが、腎臓が悪くてしんどいと思う気持ちが、自分に対して嫌だと思っていたのかもしれない。
やっぱり、いつもの私らしく、半沢直樹のように信念を持って生きていくのが、私には合っている。
人間だから悔しい事や、嫌になることもあるさ。
でもやっぱり、神様はみていてくれる。
元気になる本の出会いをもたらしてくれたし。
後悔しないように頑張って生きてきたことが、私の幸せを運んでくれてきてくれていると信じることができる。