老後の生活について。
老後のお金について考えてみる。
○○万いるとかいうけれど、そうかなと思う。
どこにそんなに、お金がいるのだろう?
生活水準を、維持して暮らすならと言うことなのだろうが、私の家ではそもそも、生活水準が高いといえないだろうけれど、満足のある生活をしている。
何をもっての老後資金なのだろうか?
先日、前の家のおばあちゃんが「家があってよかったわ」と話をしてくれた。
年金で一人暮らしをしているのだが、時々デイケアに通っているようである。
といっても、デイケアに通うようになったのは、二年ほど前に骨折をして、入院されて、治ってからである。リハビリを兼ねて、行っていると言っていた。
このおばあちゃんを見ているというか、亡くなったけれど隣のおばあちゃんもだけど、外出は、時々買い物だけ。外出することも、どこかに出かけることも見たことがなかった。
隣のおばあちゃんが生きているときは、時々日向ぼっこをしながら、井戸端会議をしていた。
歳をとると、活動範囲がなくなるようだ。特に、80歳も近くなると、家で好きなカープ観戦が楽しみとも言っていた。
私も実際に、仕事をやめて家にいるのだけれど、体調のこともあり、外への活動がなくなった。
だからといって、家に閉じこもっているわけではない。車で、ドライブに行くし、猫の散歩に行くし、庭の手入れもするしと貧乏暇なしで動いている。
私の老後だけど、夫とが年下の為、生活費は、心配がない。
それで、気になるのは、私が亡くなってからの夫の老後だけである。
私たち二人は、あまりお金は使わない。
交際費というものがないから。
生活をするのに、他人との付き合いが多いとその部分のお金は結構かかる。
冠婚葬祭は、人付き合いが多ければ多いほどかかる。
その冠婚葬祭費用が、私の家では0だ。
夫は、城廻が趣味、私は花追っかけが趣味。そのため、夫が休みの時は、日帰りドライブによく行く。もちろん、お弁当持参。年に、何回か一泊二日の旅行に行くけれど、それは、ボーナスで。生活費とは別。旅行も、4~5万以内だ。
実質の生活費は、家のローン含めて、10万かからない。食費と日用品込みで、月平均2万。あとは、ペットの餌代くらいかな。
夫は、養育費を払っているが、それももう二年で済むので、その分貯金が増えるだろう。
本当に、夫はお金のかかることをしない人で、ローンも家のみ。ほしいものがあれば、ボーナスの時に計画的に買っている。
私の老後は、夫が生きていれば見てくれるので、夫には、できるだけ。貯金をするように言っている。
夫が定年退職をする頃に、私は80歳を超えるくらい。昨今は、定年が伸びているので、夫は、65歳を過ぎても元気であれば働いているのではないかと思う。
人生は、何が起こるかわからないけれど、あまり先のことばかりを考えて、今を楽しめない生活はいかがかなとも思う。
無理をせずに、わからない未来に不安を増大させず、できる範囲で、準備すればよいのではと思う。
老後は一人になることを考えて見るべきではないかと思う。
私の家の前のおばあちゃんを、見ていると、仕事をせず、のんびりと静かに暮らしていることに、何の不満もなく、安泰。時々娘さんが様子を見に来られている。
自分が、満足が行く老後生活なら良いのではないかと思う。誰に自慢して、暮らすわけでもないし、歳をとると、それまでのような生活はいらなくなる。
子供たちも自立し、身体が若いころのように活動的でなくなると、それに合わせた行動をするので、お金はあまりかからない。
人生の楽しみを考えてその日を楽しく満足のいく毎日を工夫すれば、お金って、余りいらないようである。
あればあるように、なければないように、人間は生活していく。
アリとキリギリスのように、働いてばかりも、遊んでばかりも問題。
働いても、働きすぎて身体を壊して、老後はベッドの中というのも問題。
遊んでばかりで、他人を当てにするのも問題。
子育て中は、子供の夢や自立をさせるのという目標や願いがあるからお金が必要だと思う。
でも、老後という目標を立てる必要があるのだろうか?
ライフスタイルは大切だけど、それって働き方の目標だと思う。
老後は、それなりに、なるようになるさという、ちょっと気の抜けた感覚も大切かなと思う。
準備は必要だけど、歳をとると、人生を頑張ってきたら、「欲」がなくなって、本当にのんびりと、できることで、楽しみみたい。
老後を心配して今の生活を楽しまなければ、後悔する気がする。
自分に合った老後を考えて、今の生活を楽しもう。
還暦過ぎた私から、言えることは、「健康が一番」じゃないかと思う。
私が持病持ちだから、「健康であれば、老後はう~んと楽しめる」と思う。
身体が悪いとやっぱり何かと制限があるからね。
老後のお金よりも健康を考えることが大切かな。