何かと話をしてくれ青年の会社。
みなし残業ということで、毎月の給料に残業代が含まれている。
毎日、一時間の残業は、営業職なので必要という観念のようである。
帰れるときは、定時に上がることも可能のようだが、話を聞いていると、そこそこの営業店舗の店長の考え方、もとい性格?
その青年の営業所の店長は、自分の用事があると早く帰るが、営業部員が帰ろうとすると、仕事を言いつけ、残業をさせる。
そして、エリア部長がいるときは、早く切り上げ帰ろうとする。
繁忙期には、深夜の帰宅は当たり前。
ここの会社、駐車場(職員用)は、夜10時で出られなくなるので、10時前に車を移動させて(客用駐車場)の仕事。
話を聞く限り、ブラック企業。
しかし、青年のいる営業所が、ブラックだけの様な様子を受ける。
営業なので、その日の仕事量で残業は仕方がないときもあるが、基本ここの店長は、自分は残業はしなく、仕事を営業員にさせる。他の営業所は、営業部員が3~4人いるのだが、ここの営業店は、彼のみ。
二人でも、うまく二人三脚をすれば、残業も少なく済むのだが。
「僕は店長」というスタンス。
明日でもよいことでも、残業をさせてまでさせられる。
休みの日も、電話連絡、出勤。
店長は、休みはきっちり休み。自分が休みの日はなぜか営業が終わって、店舗に来ている。次の日に、ネチネチとできていないという。
まるで、昭和の上司。
仕事は部下任せ。一言目には、役付きをちらつかせる。パワハラあたりまえ。
青年は、理屈が通らないことに対しては、非常に反抗心はあるのだが、会社において、上司の言うことは従うのは部下の勤めと考えるようなところがある。
助言をするのだが、人というものは持って生まれた性格があるので、自分とは違うからなかなか難しい。
先日、店長とやりあったと。
申し込みのことで、ウエブの申し込みで済むのあれば、ペーパーの申し込みはいらないと思い、(部長からウエブ申し込みでよいといわれていた)もらっていないと。
店長は、ウエブが間違っていたら、確認をする為にも必要と。
青年は、ウエブ申し込みをプリントできることを最近知り、部長がいわれるように時短を考えるなら、申込書を書いてもらわなくてウエブでよいと。ペーパが必要なのは、確認のためと、店長がいうが、なぜ、ペーパーが正しくて、ウエブが正しくないといえるのか、確認をしていれば問題ないのではと。
20分ほど、店長とやりあっていたのだが、その日は、課長がおられ、何を話をしているのかと聞かれ、報告をすると、課長が青年のやり方でよいと。
店長も、「課長がいわれるなら」と引き下がった。
「僕一人だと、きっともう、いいですわとなっていたと思います。」
部長から、以前にウエブ申し込みだけでよいと言われたと言えばよかったのでは?
部長の助言があったといったら、「あの人は、現場の人じゃないから」と言われたことがあって言っても「僕が店長」という。
織田裕二のテレビの見過ぎ?と少し笑ってしまった。
青年に、店長は「組織」というものがわかっていないのかな。
店長は「会社というものは」とよく言うと。
会社ではなく「組織」ということ。
組織と言うことは理念というものがあるわけだから、それに沿ったことをしなければ、それは会社人とは言えない。
- あなたの会社の上司は、みんな、現場上がりの人たちでしょう。
先日、ウエブ会議で自社の物件売り上げが良い入って間がない(一年たっていない)あなたのことを社長が、ほめて、このことに報奨金制度を考えようと提案されて、報奨金がつくことになったのでしょう。
頑張っている人に、報奨金を考えることができるのは、現場経験がある社長や幹部たちだからじゃない。
それなのに、現場の人じゃないからって。
まあ、警察は、キャリアとかノンキャリアとかあるけれど、あなたの会社は、今でもバリバリ、現場で頑張る人たちが、店舗にいるか、エリアとして全体を見ているかだけで、かなり現場の人だよね。
しかし、部長たち上司が、残業しないように指導をしているのに、あなたの店長は、残業当たり前、休日出勤当たり前、休みもライン連絡をバンバン。
あなたが体調を崩すのも仕方がない。店長は休み時間をとり、タバコを吸うために事務所をはなれ、自分はしっかりと食事をとる。一日3本タバコを吸えば、最低30分は休憩を取ることになる。
あなたは食事もとれず休み時間もなく、(彼はたばこを吸わない)夜の10時過ぎて食事なんて、身体壊すのは当然でしょう。
それさえも、体調管理も仕事というのだから。
あなたの現場は、ブラックだね。
さて、この店長の性格が、手に取るようにわかるので、色々な助言をするのだけれど、この青年、愚痴をこぼすことや悪口を言うことを良しとしない。
部長から言われたことをしていなくて、注意を受けたときは「店長が、僕の指示に従うようにと言われました」といってよいですかといえばよいのでは。
部長のことを現場の人じゃないというなら「部下の指導は店長の仕事なので、現場におられない部長の直接の助言を部下にしないでください。」と言ってもらえばよい。
青年は、この店長が嫌いだけど、この青年の性格が、上司の言うことは従うべきと思っているので、不満があっても我慢してやっている。
しかしである。
このタイプは、結果我慢できずに、職場をやめる。
青年は、上司というか自分の上の人間に対して、尊敬できないと仕事が続かない。
青年には、上司を思い通りに動かすことも社会人として、できないといけない。世の中は、覆うにして、理不尽だらけだし、思い通りの環境なんてない。
そして、人間関係は自分の思いだけ。
何事も自分の心が決めるもの。
自分の心みて、自分が思うことが、形になると信じて行動することが、自分にとって、幸せな結果を生む。
青年は、正しいことをすること正しいと思うことを意識するあまり、自分の思いを通そうとしている押し付けであると言うこと、受け入れると言うことを忘れていると言うこと。
物事には、正しいことが絶対ではない。太陽があるから月があるように、すべてにおいて、正しいことも、正しくないことも正解はない。
自分の考えていることが正しいのは、自分に対してだけである。