老春時代の満足生活情報発信局(お金と暮らしと占いと人生物語)

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物事はすべて、うまくやろうとするべからずである

うまくやろうとしないこと、自分らしくやろうとすればうまくいく

 

50歳で准看護師に挑戦したAさんの話。

 

ある日、Aさんが、学校のレポートがわかならいからと、教えてほしいと。

 

軽くいいよと。

 

レポートを見て、えっ、これの何がわからないの。

 

何もできていない、していない。

 

これは、私にしろということか?

 

何もせず、どこを教えろというのか?

 

彼女は、若い学生達の中で、自分が年上だからのプライドなのか?

 

私は現場の看護師。学生ではない。

 

私が考えて答えを出してしまうなら、経験をもとにレポートを仕上げることは造作もない。

 

しかしである、学生が出す答えと現場の答えでは、おのずと違う。

 

彼女が、レポートをやったうえでの、わからないことや疑問には答えることができるが、これは違う。

 

彼女は、今勉強しているのである、その中で、レポート提出。

 

完全に、他人からの評価を気にし、自分らしさも出さず、うまくやろうとしているだけだ。

 

私も、彼女と同じように、学生を経験し、卒業し、今がある。

 

だからこそ、できないことや、わからないことも沢山あった。

 

しかし、しないで、人に頼ったことはない。

 

彼女のしていることは、子供の考えでしないで、大人の考えで答えを出そうとしている。

 

レポートは、他の人より違うものになるだろう、しかし、それが彼女は自分のためになると思っているのだろうかと。

 

彼女には、「まず自分で考えて、それから、もう一度、わからないことを聞きに来てくれる?

 

私が、アドバイスできることは、今はない。学生の目線でのレポートと現看護師目線のレポートではおのずとアドバイスも違ってくるから」

 

その時を、うまくやったとしても、その後もうまくできるとは限らない。

 

自分の力で自分らしくやってみることで、できないことがわかり、できるようになり、成長していくと思う。特に学生時代には、できないほうが現場に出たときに、勉強になるし、身につく。

 

彼女は、その後も、資料や、医学書を借りに来たが、なんというか、自分ができる人でいないといけない、若い学生よりもできていないといけないという気持ちが強い人だった。

 

質問をよくしてくるが、それはすべて、現場での判断であって、看護学生の勉強の答えではない。学校は基本を教えてくれるところである。基本なくして、応用を聞いても、何もならない

 

楽してという気持ちよりも、自分ができる人という評価を、求めての行動。

 

わからないこともわからない状態だったのか、学校で、習っていることをきちんとレポートに(課題)して初めて、できる人だと思う。

 

うまくやろうとして、他力本願では、必ずどこかでほころびが出てくる。

 

自分らしくやってみることが、人生を豊かにすると思う。