老春時代の満足生活情報発信局(お金と暮らしと占いと人生物語)

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私のこと(エンディングノートその2)

お墓と供養について考える

自分がなくなったら、子供たちが困らないようにという思いが強い。

父が亡くなったときに、私たち子供は大変困った。父は亡くなる前に、叔父(父の弟)から進められて、創価学会に入信していた。親戚づきあいを私たち子供はしていなかったので、知らなかった。父は生前、姉に自分が亡くなっても、困らないようにしているといっていた。亡くなった後、(愛媛大学医学部に検体)しらゆり会と契約していた。

亡くなった当日、大学が遺体を引き取り、その後一年後くらいに、遺骨で戻ってきた。

父は、しらゆり会からお金が出ることを知っていたので、そのお金で自分の墓なりを考えていたのかもしれないが、姉がすべて取り込み、私も弟も知らない。いくらもらったかもわからない。

父の墓をどうするかということで、叔父に代々の墓もしくはお寺を教えてほしいといったが、創価学会に入信しているから、関係がないという。ならばと、創価学会に問い合わせても、亡くなった後のことは、別と取り合わない。父の家は、祖父の弟が継いでいるのだが、私たちどう連絡を取っていいかわからなかった。父の母親の実家は知っているのだが、そこの連絡先も「氏」はわかっているが、住所もわからない。それに、父が亡くなったときに叔父に連絡をした時に、叔父の嫁が「あなたたちのお父さんには、生前色々と迷惑をかけられているので関わりたくない。連絡をしないでほしい」といわれた。この時は、すごく腹がったた。外から来た人間が何を言っているのだろうと。仮にも、あなたの家の息子の叔父、あなたの旦那の兄が亡くなったというのに、死者に鞭打つ言葉。父が生前は迷惑をかけたかもしれないけれど、私たち姉妹弟が一度でも、貴女に迷惑をかけたことがあるのかと。あなたには他人かもしれないけれど、私たちはあなたの旦那の親の孫。このことがあって、一度も祖父にあっていない。当然もうなくなっているだろうけれど、お墓参りにも行ったことがない。叔母は、5歳上で、夜の仕事をしていたとかはっきりは知らないけれど、きつい人だった。祖母が、いつだったか忘れたけれど、「家のことは全部、嫁がしているから」とすまなそうに話しをしたのが最後。おばあちゃんの死に目にもあっていないな。血はつながっていなかったけれど、可愛がってもらったのでちょっと、悲しい。人の付き合いというものは、たった一人の強い人間の思惑で、切れるものである。

人のつてを頼りに、とあるお寺の檀家になり、父のお墓を準備した。この時の経験だけれど、姉も弟もお金は一円も出さず、檀家になるために、25万のお金が必要だった。お墓の土地の使用料金。私がいくらかを出し、住職にお願いして、分割にしたような記憶がある。弟が後を見るので最終的には、弟が入るわけだから、残りは弟に任せた記憶がある。この時に思ったことは、姉が一円も出さないこと。いい加減にしてほしいと思ったけれど、私が父に対してしてあげられる最後の親孝行と割り切った。小さな仏壇を購入し、弟が離婚するまでは、一回忌、三回忌法要は参加した。

母が亡くなったときも、お墓をどうするかと。母は父と離婚していたので、親の墓に入っても良いのだけれど、姉に聞けば墓はあるけれど、これまた叔父がいれてくれないのではと。父のお世話になっている檀家のお寺に相談。弟がよければ父と一緒に墓にはいることができるといわれる。母はどうしたかったかわからないけれど、生前父が(亡くなる前に母と見舞いに行ったことがある)喜んでいたこともあり、一緒の墓に入ってもらった。これは、お墓参りに行くときに、とても助かる。離婚しても、私たちには、両親である。同じところにいてくれることは、嬉しい。

両親が亡くなったことで、亡くなるという事は結構めんどくさい。生きている間に自分の墓、要するに、最後まで人とした自分の人生の後始末は考えておかないといけないと思う。

余談ではあるが、私の長男の父親も困った。警察から連絡があり、遺骨の引き取り。なんで?職場の寮で孤独死。市役所でだびにし、血縁者を捜索。離婚して一度もあっていない子供に連絡。日本の警察ってすごい。聞けば、元夫には姉が二人いるのだが、二人とも遺骨引き取りを拒否。誰も引き取らなければ、無縁墓地行き。元夫は、結構金持ちの息子だったのだけれど、人が良いのできっと他人に利用され特にすぐ上の姉夫婦、家も何もかも亡くなったのだろう。再婚して家を建てたと聞いていたから。元夫の家族には、大変いじめられたので、どうでもよいが、ずるい人間が世の中をわったていくのかも。元夫のようによい人間がつらい思いをし、孤独死なんてと考えると、ひきとらずにはいられなかった。息子がいるのだから、良かったねという気持ち。ただ、息子は全然思い入れはない。2歳4カ月で別れたから、記憶がない。養育費ももらっていなかったので、別れてから合わせていない。父親も会いたいと連絡がなかったから。往復車で4時間、元夫の遺骨を引き取りに行った。

人が亡くなって、人間の本質にぶつかることばかり。親族といったって、意味がない。子供の時の環境やその兄弟関係はては、配偶者の考えで、人の醜さが浮き彫りになる。人はめんどくさいことにかかわりたくないのが本音なのだろう。

生まれてくるよりも、亡くなる方が大変。「鳥飛ぶ跡を濁さず」

私は、お墓を持たずがよいかとも思っているけれど、息子たちが亡くなって、祖父母のようでは困るし、お墓を立てたほうが良いのだろうか?しかし、墓を見る人がいなくなればなどと考える。最近は、色々な形があるので、なるべく早く結論を出そう。